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打ち寄せる波となって岸に運ばれた海水は、岸と平行に少し横に流れた後、地形の深い場所（＝波がブレイクしていないところ）を通って沖へと戻っていく。これがビーチ・ブレイクにおける一般的なカレントの動きだが、もしも沖に向かうカレントに流されてしまったら、流れに逆らって元の場所に戻ろうとしてはいけない。流されながら横（岸と平行）にパドルするのがカレントから逃れるコツ。波の大きい日や風の強い日には横（岸と平行）方向へのカレントが強くなることも多いので、常に陸上の目標物を確認しながら自分の位置をマメに確認しておこう。また、テトラや堤防などの人工物の近くには複雑で強いカレントが発生している場合も多いので、迂闊に近寄らないこと。
バックウォッシュ
岸に向って波がブレイクした後にできる、岸から沖へ向う返り波。「バックウォッシュ」が入ると「ボヨついた」状況となることが多い。
グランド・スウェル
ある程度の距離を経て台風や大きな低気圧などから届く、大きくて力強いウネリのこと。
セット
一定の間隔で２～３本まとまって入ってくる比較的大きな波のこと。その日のコンディションによって間隔・本数・サイズは異なる。
潮回り
月の引力によって生じる潮の動き（海面水位の上下動）のこと。潮が動く大きさのパターンは日によって異なるが、最も大きく動く大潮のほか、中潮・小潮・長潮・若潮という全５パターンに毎日を分類することが可能。海面が上昇から下降に転ずる時間を「満潮＝ハイタイド」、下降から上昇に転ずる時間を「干潮＝ロータイド」と言い、それぞれの時刻と予想水位を示したグラフを「タイドグラフ」と言う。波は潮の動きにも大きく影響を受ける。
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