コラム・特集企画
ビギナーズ知恵袋 vol.17

★ドルフィン・スルーのやり方!

サーフィンを始めたての頃にほとんどの人が難しいと感じるのがドルフィンスルーだろう。

ドルフィンスルーが上手くいかない原因として上手くボードを沈められない事が多い。

ボードに浮力がある場合はなおさらそう感じるだろう。

最初はライディングも不安定なので、浮力のあるボードを使うのがベストである事に変わりはないが、それなりに浮力がある大きなボードは沈むまでに時間がかかるという事を覚えておこう。

特にボードに浮力があるファンボードなどは、スープが目の前に来てから水中に潜ろうと思ってもすぐには沈まない事が考えられる。

知恵袋第16回

そのため、やや早い段階でボードを沈める準備に入り、ゆっくり体重をかけていき、スープが頭上を通過する頃に最も深く潜れている様にタイミングを計ろう。

サーフボードを沈めるのは、基本的に手首や腕の力ではなく、体重をいかにボードに乗せるかが重要だ。

大きな発砲スチロールを水中に沈めるところをイメージすると、ぐうーっとゆっくり体重をかけるしかないことが想像つくだろう。

そのため、やや余裕を持って早めに沈める準備をしておくのがコツとも言える。

基本的なやり方としては、

①前方からスープが迫ってきたら間合いを計り準備する

②腕立て伏せの様に腕を突っ張り、片方のヒザを立てる(浮力の少ないボードの場合はこの時点で沈み始める)
知恵袋第17回

③腕の長さの分だけボードが沈んだら、今度は足を入替えて、つま先でテールをプッシュする
知恵袋第17回

④最も深く沈んだ時点でスープが頭上を通過していき、身体のどこにもスープが当たらない様にする
知恵袋第17回

⑤自然に水上に浮上

もしファンボードなど浮力のあるボードの場合、小さな波の場合はプッシングスルー(腕とボードの間にスープを通す)が有効だ。
知恵袋第17回

それ以上に浮力があるロングボードなどでは、ボードをしっかりと持って横回転し、ボードと自分の間にスープを通すというローリング・スルーという方法もある。

また、いずれの場合もドルフィンスルーの失敗は後方にいる人に大怪我をさせてしまう危険性もあるので、どうしても手からボードが離れてしまう場合は、少なくとも後方に誰もいない事を確認しよう。



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