コラム・特集企画 |
ビギナーズ知恵袋 vol.21 |
★波を横に滑るには
テイクオフをマスターしたら、次は、波を横に滑れるようになりたいもの。
実は「横に行く」ためには、総合的なテクニックの上達が必要なので、順を追って説明しよう。
キミはこれだけの事ができているだろうか。
●早いタイミングで波を見つける
乗れそうな波をなるべく早く見つけて、できるだけ沖からパドリングをスタートしよう。
波が崩れそうになってからでは、すべてが難しくなってくる。
うねりに押されるのではなく、自分からうねりに追いつくつもりでパドリングしよう。
●速いパドリングをマスターする
波に乗る直前のパドリングは、通常の倍のスピードを出すつもりで漕いでみよう。
波に置いていかれる場合は、パドリングスピードが遅く、波に追い抜かれている。
まずは手の形(指が少し離れるぐらいの間隔で開く)、乗っている位置(ノーズが浮き過ぎていないか)、ストロークは真っ直ぐか(レールに沿って深く漕ぐ)、後ろ(波の状態)を見ながらできているか、といったパドリングの基本を再確認しよう。
もちろん、それなりの筋力・体力も必要だ。
●波の表面を良く見る
パドリングをせず、波の斜面にサーフボードの角度を合わせられれば、ボードは滑り出すもの。
つまり本来は、波をしっかり見ながらタイミングを微調整していけば、「ノンパドル・テイクオフ」(パドリングせずにするテイクオフ)すらも可能になる。
それだけ波とのタイミングを合わせる事は重要だ。
波の表面のシワが細かくなり、波がそそり立ってくると、波はもうじき崩れそうなことがわかる。
逆に波の表面がぼよついている時は、「まだブレイクしない」という目安になる。
波の表面を良く見つつパドリングすることで、より正確なタイミングを計ることができる。
また、ゲッティングアウトの際なども、どこが浅い(波が割れやすい)のか、深くなっている(波が割れにくい)のかを注視しておこう。
●どちらに崩れていく波かを見極める
ビーチブレイクの場合は特に、どちらの方向にフェイスが形成される波なのかを見極めよう。
テイクオフしてから、すぐに進行方向の波が崩れてくる方向へのテイクオフは、当然NG。
●目線とノーズを行きたい方向へ振る
もしテイクオフして直線にしか進めない場合は、目線を行きたい方向へ向け、行きたい方向へ少しノーズを斜めに向けてテイクオフしてみよう。
横に行くためのきっかけ作りにはとても有効な手段だ。
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テイクオフに限ったことではないが、自分にできないテクニックがあったら、上級者がどういう動きをするか、じっくり観察して、自分も真似してみよう。
何かの違いを発見できれば、それこそが即効の上達につながる知識となる。
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