コラム・特集企画
ビギナーズ知恵袋 vol.4

★WAXの塗り方・剥がし方

「ワックスの塗り方でそのサーファーのレベルが判る」と言われるほど、実は意外と奥が深いのがワックスの塗り方だ。

まずワックスはご存知の通り、水温によって硬さを選ぶ。

ビギナーズ知恵袋第4回

水温が下がれば下がるほどワックスは塗りやすいように柔らかいものを選び、逆に水温が高い時季は、ワックスが溶けない様に硬いものを選ぼう。

次に塗る箇所だが、ショートボードでデッキパッドを貼っている場合は、デッキパッドのすぐ上から前足を置く場所まで満遍なく塗ってもOK

ビギナーズ知恵袋第4回

場合によってデッキパッドの前に足が着いたりした場合や、波待ち中にも滑らなくなる。

ロングボードの場合はノーズの先端まで歩くことを想定して、基本的にはデッキ全面に塗っておこう。

さらに、テイクオフの時や波待ちの時に手元が滑ってボードがすっ飛んでいったりしないよう、手を着く位置にも薄く塗っておきたい。

次に塗り方だが、あまり力を入れずに、何度か重ね塗りするのが上手く塗るコツ。徐々に満遍なくボツボツの状態になるはずだ。

デッキ面がツルツルで上手く塗れない場合は、「ベースコート」で下地を作っておくと塗りやすくなる。

●ワックスの剥がし方
次に、ワックスを剥がす際は、室内など暖かい場所で少し温め、大きめの専用スクレーパーを使うと剥がしやすい。剥がした後の汚れは、液体のリムーバーを使って綺麗にしよう。

昔は熱い砂を使って砂でワックスを吸収して落とす方法もあったが、その砂ごと燃えないゴミになってしまうのでオススメできない。この発想でできたのが「ピックル」というワックスリムーバーだ。

ビギナーズ知恵袋第4回

ピックルの中にはサーフボードの原料の廃材が入っているため粉塵を吸い込まない注意が必要だが、ワックスを綺麗に剥がすことができる優れモノだ。

ワックスをまめに剥がすと気が付かなかった小傷を発見したりでき、グリップ力もリフレッシュできるので、定期的に剥がして塗り直してみよう。


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