コラム・特集企画 |
ビギナーズ知恵袋 vol.6 |
★ウエット、ボードのオーダーの仕方
今回は自分専用のギアをカスタム・オーダーする時に覚えておきたい豆知識をまとめてみた。
●ウエットスーツの場合
ウエットスーツは、全身を採寸する「フル・オーダー」で自分専用サイズのものを手に入れるのがベスト。
特に冬場に使用するウエットスーツはジャストフィットすることで保温性、伸縮性を最高レベルで発揮するので、オーダー料金をかけてでもフルオーダーするべきだ。
フルオーダーは通常、価格の10~20%のオーダー料がかかるが、最近は多くのショップでシーズン前に「オーダーフェア」と呼ばれる期間を設けており、この期間ならオーダー料が無料になる。
また、一部の店舗ではノベルティプレゼントなどの特典もあるので、この期間を逃す手はない。
オーダーの場合は固定箇所を除き、好きな色、素材、そしてほとんどのメーカーでマークカラーや配置、個数も選べる。
さらに、約30箇所の部位を採寸してもらえるのだ。
(写真は生地とカラーのサンプル)
また、メーカーやモデル(型)にもよるが、ジャージ素材のウエットスーツの場合、腕の色を左右違う色にしてしまうなどオリジナリティあるスーツに仕上げることも可能だ。
しかしこれは通常の生産工程から外れるため、あくまで裏技に近く、まずはスタッフに相談するのが前提。
もしオーダーフェア以外の期間にオーダーする場合には、既製サイズを1~2箇所だけ修正する「サイズオーダー」という方法もある。(吊るしではなく、新しい生地で一から作る)
標準体型に近い人なら、特に春夏ものなど温かいシーズン用のスーツは、この「サイズオーダー」で十分なフィット感を得られるだろう。
●サーフボードの場合
まずサーフボードは、アグレッシブなショートボードか、優雅にのんびり楽しむロングボードか、自分の好きなスタイルに準じてオーダーする。
長さ、幅、厚みといったサイズはもちろん、素材、アウトライン形状、レール形状、テールデザイン、フィンシステム(取外し可orオンフィン)、色(エアブラシ)などを好みでチョイスできる。
サイズに関しては自分の体系と好みに応じて決めるが、どういったモデルが主流になっているかというトレンドも含め、スタッフに必ず相談するべきだ。
オーダーで楽しい部分のひとつがデザインや色の指定だが、仕上がった後から変更はできないので、慎重に決めよう。
色やデザインを指定する場合は、写真や色鉛筆で書いた絵など、はっきりと分かるものを予め用意してからオーダーするのがベスト。
または無地のボードをオーダーしておき、後で市販のポスカなどの水性ペンで好きな絵を描いてもいい。
サーフボードには自由な感性が似合うのだ。
その場合は、絵を透明のラッカースプレーでコーティングして消えないようにしよう。
●ショートで上手くなりたい場合
ショートボードはその動かしやすさが魅力だが、初級者にはこれが不安定さにつながり、上達を妨げる最大の原因となる。
短期間に確実に上達したければ、多少コストはかかっても、ファンボードやロングボードなど大きめのボードから入門し、徐々にボードのサイズを小さくしていく事を強くお勧めする。
サーフィンが楽しくなるか、困難でつまらないものに感じるかは、ボードによる部分が大きい。
もしあなたが伸び悩んでいたり、上手くなっている実感が無い場合は、浮力のあるボードに乗り換えてみよう。
きっとこれまでより楽に波に乗れるようになり、サーフィンの楽しさを実感できるはずだ。
このコーナーでは、HowToのみならず、便利グッズの使い方や、サーフギアのメンテ方法など、知っていて損のない便利情報をご紹介していきます。
乞うご期待下さい!