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QS6,000『Ichinomiya Chiba Open』はベスト4に絞られた!

2017-05-27 更新
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PHOTO: © WSL/Steve Robertson

1週間に渡って行われたQS6,000『Ichinomiya Chiba Open』もいよいよ大詰め!
5月27日にR4からQFまでが一気に進行してSFを戦う4名、ウィメンズQS3,000の方も同じく4名に絞られてきました!

会場の千葉・釣ヶ崎海岸、通称「志田下」は前日までのオンショアから南〜南西のサイドオフ〜オフショアに変わり、イベント期間中で最も良いコンディション。
但し、波数は少なく、特に潮が引いていた時間帯はアンラッキーとコメントする選手もいたほどで、番狂わせが続出。

R4では2015年のワールドチャンピオン、エイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)を始め、元CT選手のブレット・シンプソン(USA)、キアヌ・アシング(HAW)、リカルド・クリスティ(NZL)、アダム・メリング(AUS)などが次々と敗退。
スペシャルな波に慣れているCT選手にとってスモールサイズのビーチブレイクは逆に手強く、「キューエスラー」という言葉も出たほどQSらしい戦いが出来る選手が勝ち上がる展開に。
村上舜もここで姿を消していました。

一方、強さが目立っていたのはブラジリアン。また、大原洋人、新井洋人もこのラウンドを良い形で勝ち上がり、ビーチに集まった沢山のファンを興奮させていました。

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R5からはマンオンマンとなり、グリフィン・コーラピント(USA)が前日にエイドリアーノがマークした9.57に並ぶハイエストスコアを出して圧勝した他はクロスゲームが多く、大原洋人(写真上)も最後にコア・スミス(HAW)に逆転されてしまい、姿を消すことに...。
次のヒートでイアン・クラーン(USA)と対決した新井洋人(写真下)は序盤にスコアをまとめ、プライオリティを使ってイアンを執拗にマークしてこのゲームに勝利。
日本人選手で唯一QF進出を果たしました。

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PHOTO: © WSL/Steve Robertson
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続くQFもクロスゲームが多く、ダークホースのフラヴィオ・ナカジマ(BRA)、クーパー・チャップマン(AUS)、ジェシー・メンデス(BRA)がラウンドアップ。
新井洋人は同じ「Rip Curl」チームのオニー・アンワー(IND・写真最上部)と対戦。序盤はリードしていたものの、オニーが後半にペースを上げて9.17を含むトータル17.00。新井洋人をニード9.33のシチュエーションまで追い込んでこの勝負はオニーに軍配が上がりました。

「ここではヒート毎を大切にしている。今回は素晴らしいサーフボードに恵まれ、イベントを通して本当に良いスコアが出ているよ。明日のファイナルデイに進めて最高の気分。優勝を狙っているよ」

インドネシア出身ながらオーストラリアをベースに活動して来日経験も豊富なため、日本でもお馴染みのオニー。
インタビューでは「Go!洋人!」をもじって、「Go!インドネシア!」と笑顔で叫んでいました。

SFの組み合わせはフラヴィオ vs クーパー。オニー vs ジェシー。

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ウィメンズQS3,000はQFの4ヒートがマンオンマンで行われ、川合美乃里(写真上)がイザベラ・ニコルス(AUS)、黒川日菜子が元CT選手のペイジ・ハレブ(NZ)を倒す活躍。
黒川日菜子はプライオリティを持って相手をブロックするパドルバトルまで繰り広げていました。

「インターナショナルな強豪選手が揃うこの日本のコンテストでSFに進めて興奮しています。私達にとって明日のファイナルデイは本当に重要。ファイナルまで進んで勝ちたいです」

昨年のJPSA最終戦では、オーストラリアでのトレーニングの成果が発揮され、この志田下で初優勝を成し遂げた黒川日菜子。

SFでは黒川日菜子が現在QS6位のフィリッパ・アンダーソン(AUS)、川合美乃里が昨年の鴨川の3,000で優勝した元CT選手のディミティ・ストイル(AUS)と対戦。
鴨川ではR2で敗退していた二人の若い日本人選手がここまで勝ち進んできたのは成長の証であり、世界のトップ選手に勝つチャンスも十分にあると思います。

ネクストコールは5月28日の朝6時30分。
オフィシャルフォーキャストのBCM波情報によると高気圧からの吹き出しによる南東よりのウネリ、低気圧からのウネリが続く予想。
前半は北西風の予報なので、ファイナルデイも今日と同じようなコンディションになりそう。

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なお、今年もBCMは会場でブースを出展しており、2017年度版のビーチコーミングマガジン、ノベリティ配布を行っています。
表彰台側(駐車場側)ではなく、海沿いのWSLなどのテントの横にブースがあるので、お気軽に立ち寄ってみてください!

会場に足を運べない方は、脇田貴之、間屋口香がメインMCのライブ中継をチェック!
二人の「目から鱗が落ちる」解説は、コンテスト初心者でもとても分かりやすく、イベントの陰の立役者になっています。
更に今回、インタビュアーを務めている堀内尚子も丁寧で的確、ラジオDJだけに声も良く、非の打ち所がありません。
国内最大のイベントらしく、最高のスタッフが揃っています。

『Ichinomiya Chiba Open』公式サイト

WSL公式サイト

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