F+（エフプラス）コラム「ランキング、みんなで負ければ怖くない」

Text by つのだゆき / Photo © WSL Cestari, Sloane

ケリー・スレーター

フィジーが何やらものすごいことになっていて、いろんな意味でう～ん、な感じ（笑）。アウターノウンフィジープロ、現役選手のかかわるブランドがスポンサーってのもそうそうないと思う。ご存じケリーのブランド。トップ34じゃなければチームのトップライダーとしてワイルドカードもらえる感じ? 　ま、もうケリーに関しては何があってもいいと思うし、誰も何も言わないし（笑）。勝っても負けても話題になっちゃうのはさすがのケリーだけど、なんか、トップで板回りすぎかな、と思う。浮きすぎ。えぐれてない。なんであの板なんだろう……とみんなが思ってるはず。

エイドリアーノ・デ・スーザ

今日はケリーばかりじゃなくて、ミック、ジョンジョン、ジョーディ、スーザとまぁ、そんなにみんな揃って負けなくても……の日。前にもあったなこういうの。トップ敗退の伝染病（笑）。その前にオウエンもガブも負けてるんで、トップグループで残ってるのはウイルコとパーコだけ。ビッグチャンス。
負け組としてはみんな一緒に負けてるので、そう痛手ではない。ランキング、みんなで負ければ怖くない。

レオナルド・フィオラヴァンティ
コナー・オレアリー

レオ・フィオラヴァンティ、ジョアン・ドゥルー、コナー・オレアリー大活躍。というより、波がQSの波のいい所って感じだったかも。フィジー、クラウドブレイクの波というにはあまりにもあまりにもなコンディション。でもきっとこの先もいい波が望めそうもないし、時間もないので、仕方のないオンだったんだと思う。わやわやな3-4フィートのマニューバー勝負。
ま、ある意味この手になれてるルーキー有利。QSツアーにしたらこれ、相当いいほうの波だからね。

ジョン・ジョン・フローレンス

でもCT選手にしてみたら、うっそでしょ、クラウドブレイクでこれかよ、みたいな。その辺のメンタルの差は確実に出てたと思う。普通に乗ってれば6点は出せるのに、これじゃない、みたいな感じでやめちゃうとか、そういうことの積み重ね。対するルーキーは普通にいい波なので、テイクオフしたら丁寧に最後まで乗る。

ラウンド4の12人のうち4人、3人にひとりがルーキーって、今年のルーキーは粒ぞろい。このコンディションが続けば、ルーキーの快進撃は続くと思うよ。


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