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F+(エフプラス)コラム「JPSA第2戦は男女とも初優勝の未成年」

2017-06-29 更新
Text by つのだゆき / Photo by snowy

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JPSA第2戦、伊豆下田チャンピオンプロ、メンズ優勝:西優司、ウイメンズ優勝:野中美波と、男女とも初優勝の未成年(笑)。

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まぁねぇ、伊豆の試合は波のないのは覚悟の上だけど、あれだけないともう何と表現していいのか……。メイン会場の白浜は大会期間中ずっとサーフ不能のスモール、移動先の多々戸浜も潮のいい時以外は、みんなこれ、乗れるの? って感じ。
ほとんどのライディングが3点から5点の狭い幅の中でジャッジされていたので、敗因が何だかわからない感じ。3.50と3.70の差は明確にわからないけど、その差で勝敗が決まる、みたいな。

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どんなスモールウエイブコンディションでも10点満点はあるわけなので、採点のスケールの幅をもっと取ればよかったのにと思う。3.50が4点、3.70が5点、5点は7点みたいなことなら、もっとジャッジしやすかっただろうし、選手もわかりやすかったかなと思う。なんか、ミリ幅の中にすべてのライディングが入っちゃってぎゅうぎゅう(笑)。波運がすべて、的なところはあったけど。

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どちらも担がれ慣れていないふたりのウイナーで、ウイニングキャリーも初々しい感じ? しかしねぇ、最近思うけど、あの記念写真用の担ぎってどうなの?
ウイナーを波打ち際から担いで表彰台に凱旋する、ってのがいつごろから行われ始めたのかははっきりしないけど、95年とか96年とかのパイプでケリーとロブの熱戦の後両者担がれた記憶があるので、そのころにはあったと思う。オージーの選手のほうが先に始めてたので、それ以前からあった。でも80年代にはなかったと思うので、90年代に入ってからなのかな。

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ま、本来の担ぎの目的は、ビーチにギャラリーがいっぱいいて、ウイナーが埋もれて見えなくなってしまうので、見えるように担ぎ上げて凱旋するということ。日本だとどの試合でも担がなくても良く見えるけど(笑)

それでもウイナーが仲間に担がれてビーチを帰ってくるというのはほほえましい光景ではある。でも最近の日本では波打ち際で担いで、そこに集まった数人のカメラマンにポーズ取って撮影終わったら、すぐに降ろしちゃうからね。ウイニングキャリーとは名ばかりで、完全に写真用のポーズでしかないわけで、それ、いる? まぁさぁ、かついでるほうも一緒にウイニングショットに写れるから、美味しいっちゃ美味しい場面ではあるけど。

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担ぐという行為が祝福の気持ちであるなら、ちゃんと表彰台まで担いできてやってくれ、と思うし、祝福の方法は他にもあると思う。なんか形式だけの祝福ポーズって、私は好きになれない。

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