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第6戦『Rip Curl Pro Search』R1終了!

2008-07-30 更新
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日本でWQS6スター『夢屋ビラボンプロ田原』が盛り上がっている一方、ASPワールドツアーの第6戦『Rip Curl Pro Search』がウェイティングピリオド初日の現地時間7月30日に早くもスタート!

2005年からスタートした『Rip Curl Pro Search』は、リユニオン島から始まり、メキシコ、チリと毎年素晴らしい波に恵まれ、世界中を旅しているドリームツアーのメンバーでさえ驚きの声を隠せないほど。4回目を迎える今年は当初ウエスタンオーストラリアで開催される予定でしたが、ローカルとの協議の末に白紙となり、新たな開催場所としてインドネシアのバリ島が選ばれました。

この時期のバリ島はオーストラリアからの乾いた東よりの風とコンスタントに続く南西よりのウネリによって島の西側は全世界のサーファーが羨むようなグッドコンディションが続きます。ローカルへの配慮により、正式なポイント名は明かされていませんが、バリ島を良く知っているサーファーなら映像を見ただけで、会場がどこなのかは分かるでしょう。

このポイントの特徴としてはシャローなレフトのリーフブレイク。アクションよりもチューブライドがメインになり、ディープなバレルをメイク出来ればハイスコアが確実。6-8ftレンジのサイズでR1の全てのヒートを消化したこの日は多くの選手が9pt台を叩きだし、ポイントのクオリティを証明していました。

5戦の内、4戦を制して2008年シーズンの主人公を演じているケリー・スレーター(USA)は、このイベントでも優勝候補No.1でしょう。ティム・レイズ(USA)とワイルドカードのバリニーズ、コマン “ゴゴ” スジャヤを相手にパーフェクト10を含む19.17ptのハイエストヒートスコアで圧勝。
「ここでサーフィンするのは初めて。ビデオでは何回か見たことがあるけどね。今朝、見た時は少し潮が上げ過ぎていたけど、オレのヒートの時には良い波になっていたよ。どんな深い位置にいても抜けられるような感じだったさ。」とケリー。

前人未到の9X達成に向けてファーストヒートを問題なくクリアーしたケリー。次のR3の対戦相手はまだ決まっていませんが、ケリーにしてみれば誰が相手になってもやることは一緒。技術と自信に満ちあふれた今シーズンのケリーを止めるのは他の選手にとって容易なことでは無いでしょう。

現在レイティング2位ながらケリーに1200pt以上の差をつけられているパーコことジョエル・パーキンソン(AUS)は、ジョーディ・スミス(ZAF)とワイルドカードのブルーノ・サントス(BRA)との接戦を制してラウンドアップ。
パーコは「今のところ堅実なシーズンだけど、基本的にケリーにはお手上げ状態さ。オレや他の奴らが追い上げるには、ここで勝つのが絶対条件だね。」とコメント。

パーコや、残された僅かな可能性を持つ上位の選手達がケリーをトップの座から引きずり下ろすには、このイベントを含めて残り6戦の内、最低でもケリーと同じ4勝が必要。それがどんなに難しい話かは彼らが一番良く知っているはずですが、100%不可能ではない限り、全力を尽くして戦ってくれるでしょう。

その他にルーザーズ行きを免れてR3進出を決めた主な選手は、ダミアン&CJのホブグッド兄弟、アンディ&ブルースのアイアンズ兄弟、ミック・ファニング、クリス・ワード、ディーン・モリソンなど。

ネクストコールは現地時間7月31日の早朝7時。日本とバリの時差は僅か1時間。バリが朝7時なら日本は朝8時。『夢屋ビラボンプロ田原』と同時にライブ中継を楽しんでみては?

http://live.ripcurl.com/index.php?home(PC用)

photo: ASP Covered Images