JPSA第4戦『ムラサキプロ四国』終了!
2008-09-22 更新
台風13号が接近した影響で19(金)は朝からウェイティングとなり、コンテストが始まったのは夕方から。ヘッドオーバーの強いオンショアが入ったジャンクな波でしたが、少しでもスケジュールを進めるため、仕方がない選択に...。
結局、日没までに男子のラウンド1、ヒート7までを消化し、落ち着いてグッドコンディションになりそうな明日に期待。
一夜明けた20(土)は台風一過の晴天が広がりましたが、肝心の波の方は期待を大きく裏切ってしまい、コシ前後まで一気にサイズダウン。風が弱かった分、乗れる波はありましたが、選手達は難しい戦いを強いられました。
早朝6時からスタートした男子は、ラウンド1の残りヒートを全て終了。飛田剛、鈴木大輔、善家尚史、進士剛光、杉原康幸、北田力也、仲野仁人、石崎孝行、山田祥充、宇野将史、遠田真央、今田敬介、一楽弘徳、鈴木勝大、関谷利博、法月勇人らがトップシードの待つラウンド2へ。
変わってスタートした女子のラウンド1は、ハイタイド付近に重なったため、ショアブレイク気味のダンパー。庵原美穂、上田純子、川邉聡美、今村カレン、小柳江梨、石井由希子らが1アクション勝負の接戦を制し、ラウンド2へ進みました。
男子のラウンド2は、潮が動くのを待って12時までウェイティングになりましたが、コンテストに相応しい波にはならず、13時まで再度ウェイティングに...。
結局大きな変化は無く、協議の末に女子のラウンド2から再開。
注目は今シーズン、橋本小百合と首位争いを演じている2007年のグランドチャンピオン谷口絵里菜。2位を大きく引き離し、余裕でラウンド3へ進出。
他にも、高橋すみえ、北川成美、前年に四国での同イベントを制した間屋口香、yesco、萩原水紀などのトップシードが順当にラウンドアップを果たし、残り16人に絞られていきました。
続いて行なわれたラウンド3ですが、残された時間と波のコンディションを考えて4人ヒートに変更。ここでも目立っていたのは谷口絵里菜で、2位の杉山知世を抑え1位通過を果たします。
ヒート2に登場した庵原美穂も、ルーキーイヤーながら好調なライディングで高橋すみえと共にQFへ。
一番レベルが高かったヒート4は、萩原水紀と間屋口香の一騎打ち。ローカルの間屋口が優位に立っていましたが、後半にハイポイントを出した萩原が逆転!2位の間屋口と共にQF進出を果たします。
『ムラサキプロ四国』最終日となった21(日)も波はスモール。コンディション不良のために男子は延期となりましたが、女子の方は決行されることに。
残すはQFとSF、そして、ファイナルのみ。
QFはマンオンマンの20分ヒート。まずはヒート1、谷口絵里菜と高橋すみえのカードは、非常に波数が少なく、5.25に続くバックアップスコアが出せなかった谷口が敗退。
勝利した高橋すみえが乗った波が僅か2本というだけでも、厳しいヒートだっということが想像出来ると思います。
ヒート2はルーキーの庵原美穂が引き続きの好調さでベテランの杉山知世を相手に勝利。
波数が多少増えてきたヒート3では、間屋口香がフローターを連発して福谷周子に完勝。前ヒートで間屋口とデットヒートを演じた萩原水紀も、ルーキーの小柳江梨を抑えてSFへ。
SFのヒート1、高橋すみえが長いレフトを上手くチョイスし6.50と7.75のハイスコアを重ねて、庵原美穂を完璧にノックアウト。
ヒート2は萩原水紀と間屋口香が再び戦いますが、萩原は波運が悪く、今回は間屋口の圧勝。
20分後に行なわれたファイナルは25分ヒート。序盤からリードを握ったのは、間屋口香。ローカルナレッジを生かしたサーフィンで、この日のコンディションでは限界とも言えるハイポイントを連発し、高橋すみえを圧倒。
高橋も5.10をメイクしますが、バックアップスコアが足りず、タイムアウト。
優勝した間屋口香は、昨年の同イベントも制しており、地元での嬉しい2連覇。
総合レイティングでも、カレントリーダーの橋本小百合が今回は怪我で欠場、2位の谷口絵里菜がQFで敗退したため、3位の間屋口香にもグランドチャンピオンの可能性が出てきました。
JPSAショートボードシリーズは、10月17日(金)~19(日)に宮崎の木崎浜Pで開催される「フォーリーフジャパンPresents 波フェス’08宮崎」が最終戦。ロングボードシリーズ最終戦も同時開催されるため、盛り上がることは間違いなし!
是非、会場に直接足を運んでプロのサーフィンを楽しんでみて下さい!
JPSAショートボード第4戦
『ムラサキプロ四国』
主な結果は以下の通り
1位間屋口香
2位高橋すみえ
3位庵原美穂、萩原水紀