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『Billabong Pipeline Masters』がスタート!

2008-12-10 更新
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現地時間12月9日、Vans Triple Crownの最終戦、並びにASPワールドツアー最終戦『Billabong Pipeline Masters』がスタート!

昨年に続き、公式サイトでは日本語によるライブ中継が実現。日本が誇るビッグウェーバー&メインスポンサー、ビラボンのライダー堀口真平を中心とし、JPSAでもお馴染みのハワイアン、ニック・ミタ、ゲストとして中村昭太らを迎えて楽しいトークを交えながら実況中継が行なわれていました。

このイベントは特別枠として14名のパイプラインのスペシャリストや他にもワイルドカード枠が設けられているため、R1はその選手達とワールドツアーの下位の選手達がR2行きをかけて戦い、R2からは勝ち上がった選手達とワールドツアーの中盤の選手達が対決。ケリー・スレーター(USA)などの上位16名の選手達はR3から登場するという形になっています。

初日はケリー・スレーター(USA)が考案した「デュアルフォーマット」を使用し、R2のH8までの24ヒートを消化。新しい北西ウネリが入ったこの日のパイプラインはフェイスで8-10ftレンジのクリーンなパーフェクトコンディションに恵まれ、R2ではクリス・ワード(USA)がトータル19.90という驚異的なスコアを記録しています。
「デカ過ぎる波でも無く、恐怖を感じるほどでも無かったね。本来のパイプラインって感じで、とても良かったよ。ここで良い波をキャッチするには正しいポジションと幸運が必要なんだけど、あのヒートでは二つともバッチリで、一番大きなセットを二本も手に入れることが出来たんだ。他の奴らを抑えられて本当にハッピーさ」とクリス。

前戦を終了した時点のクリスの総合レイティングは23位。確実にリクオリファイをするためには次のR3で勝つ必要があります。

キッズ時代から注目されていたジョン・ジョン・フローレンス(HAW・写真)は、ホームであるパイプラインで16歳とは思えない驚くようなライディングを披露。R1では17.90をスコアし、リクオリファイをかけて戦っていたジェイ・トンプソン(AUS)を撃沈!
実はジョン・ジョンは怪我のために欠場のベン・ブルジョワ(USA)の代わりの選手として選ばれていたリーフ・マッキントッシュ(HAW)が更に欠場したため、この日の朝に出場が決定したばかり。
「今朝起きたら、”オマエ出られるかも(コンテストに)知れないぞ!”って言われたんだ。マジで?信じられない!って驚いたよ(笑)」と16歳らしい口調で一言。
さらに「まだ小さい時にトライアルでサーフィンしたけど、上手くはいかなかったね。波がデカ過ぎたし、良くなかったんだ。今日は4人でパーフェクトなパイプを貸切さ。本当に楽しい波だったよ」と話していました。

ジョン・ジョンは8歳の時からパイプラインでチャージを始め、13歳の時には『Pipeline Masters』のトライアルに出場していますが、メインイベントで戦ったのは今年が初めて。次のR2では現在ツアー16位のキーレン・ぺロウ(AUS)と勝負します。

ジョン・ジョンがパイプラインを背負う次の世代だとしたら、ジェイミー・オブライエン(HAW)は現在のパイプライン世代と言えるでしょう。
今年は怪我で欠場したネコ・パダラッツ(BRA)の代わりとして出場。R1では来年のツアー入りを決めたダスティン・バーカ(HAW)、R2ではリクオリファイのギリギリラインにいるロイ・パワーズ(HAW)を抑え、トップシードが待つR3へ進出を決めています。
2004年に『Pipeline Masters』の栄冠を獲得したジェイミー。「2度目の夢の実現を望みたいね」とコメントを残していました。

他にも今年のトリプルクラウンのカレントリーダー、ダスティ・ペイン(HAW)を始め、カマレイ・アレキサンダー(HAW)、ダミアン・ホブグッド(USA)、ダニエル・ウィルス(AUS)などがR3行きを決定。
予想では現地時間12月10日も北西ウネリが持続し、風も良い見込みなので、R2の残りヒートとR3が行なわれる可能性が高そうです。
R2の注目ヒートは、H15のデーン・レイノルズ(USA)とシェーン・ドリアン(HAW)のカード。そして、R3から登場するトップシードの選手達の戦い振りにも注目です!

『Billabong Pipeline Masters 日本語公式サイト』
http://www.aspjapantour.com/billabongpro/(PC用)

photo: ASP Covered Images