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ポルトガルのナザレで開催されたBWT『Nazaré Challenge』は21歳のブラジリアンが制した!

2018-02-12 更新
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PHOTO: © WSL/Justes

ビッグウェーバーにとって当たり年となっている今冬。
数々の映像が残されているポルトガルを代表するビッグウェーブスポット「ナザレ」でWSLのBWT(ビッグウェーブツアー)が開催され、21歳のヤングブラジリアンが優勝。

2017年12月に初開催された北半球レッグの今イベント。
今シーズンは72時間前の開催を告げるグリーンアラートが発令され、現地時間2月10日の土曜日にスタートしましたが、僅かR1の2ヒートで風が悪化してしまい、ローカルで昨年3位に入っていたジョアン・デ・マセドが目にサーフボードがヒットするなど負傷者が出たために翌日に持ち越しに...。

明けて2月11日の日曜日は公式25-30ftレンジ。
これは3カテゴリーに分かれるBWTのグレードで最も低いブロンズと昨年のシルバーを下回るものでしたが、風は落ち着いてくれ、ファイナルまで進行。

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PHOTO: © WSL/Masurel

BWTのイベントは昨シーズンのトップ10、1名の怪我によるワイルドカード、Big Wave Awardsのトップ4、6名のリジョーナルワイルドカード、3名のBWTワイルドカード、合計24名によって6人ヒートのR1が行われ、上位3名がSF進出。
6人によるSFの上位3名がファイナルに残ります。

WSLの他のイベントとの大きな違いは、その波のクオリティが高けれれば、ワイプアウトしてもハイスコアが出ること。
更にハイスコアがポイント2倍になるため、パーフェクトヒートは30ポイント。

2017/2018シーズンはすでにメキシコのプエルト・エスコンディード、マウイ島の「Pe’ahi」、通称「Jaws」と2イベント開催されており、カレントリーダーはプエルト・エスコンディードで優勝したカイ・レニー(HAW)で、今回もファイナルに進出。
ランキング2位のビリー・ケンパー(HAW)もファイナルに残るなど強豪揃いでしたが、21歳の「チャンボ」ことルーカス・チアンカ(BRA)がビッグフローターをメイクしてトータル21.39のイベントハイエストヒートスコアを出して優勝。
ランキングでも5位に浮上しています。

「優勝して興奮している。サポートしてくれた全ての人に感謝したい。ここで戦った皆が凄かったし、インスパイアされたよ。BWTイベントに参加してくれという電話がギリギリで、すぐに準備して飛行機に乗ったから大変だったさ。そして、到着した次の日にはコンテストだったよ。昨日の波は危険で怖かったね。今日再び私達は戦った。ストークしている。ありがとう」

ナザレ、マーヴェリクスなどで数々の映像を残しているルーカス。
BWT出場2回目ながら、彼の優勝を予想していた関係者は多かったそうです。

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(ルーカス&カルロス)
PHOTO: © WSL/Masurel

CTでは「ブラジリアン・ストーム」と呼ばれる言葉が生まれるほどブラジリアンの強さが際立っていますが、ビッグウェーブの世界では少数派。
第一人者は2009年のBWTチャンピオン、昨シーズンのランキング4位カルロス・ブール。
ルーカスは1年前から彼のコーチの元、ヨガやトレーニング、栄養面の管理まで総合的なプログラムをスタート。
それは世界中のトップと呼ばれるビッグウェーバーが行っている命を守るのに欠かせない「ルーティーンワーク」でもあります。

今回のポルトガルにもカルロスが同行、ハワイからニューヨーク、ポルトガルのリスボンに着き、車でナザレまで急ぎ、翌日にはコンテストというハードスケジュールをこなしていました。

実はカルロスも今イベントに参加していましたが、R1のH2、最も難しいヒートでノーライド。
50歳の彼は息子のようなルーカスの活躍を目の前に引退を決意。
世界的なビッグウェーバーが少ないブラジリアンの世代交代の日になった一日でもありました。

「素晴らしい才能があるルーカスと仕事が出来て本当に嬉しいよ。そして、引退後もこのスポーツに関わることが可能になるんだ。私が愛しているビッグウェーブを追いかけ、この美しいスポーツが発展していくのを見届ける素晴らしい生活だった。ビッグウェーブサーフィンの未来は明るいよ。多くの才能ある若いサーファーがこの巨大な波でパフォーマンスをしているのを見た。それはこれからもっと良くなるだろう」

今イベント終了後のランキングはビリーがトップに立ち、カイが2位に転落。
『Pe’ahi Challenge』で優勝したイアン・ウォルシュ(HAW)は3位をキープ。
2017/2018シーズンの残りイベントは、カリフォルニアのマーヴェリクスを舞台とした『Mavericks Challenge』のみ。
ウェイティングピリオドは2月28日まで。

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PHOTO: © WSL/Justes

『Nazaré Challenge』結果
1位 ルーカス・チアンカ(BRA)
2位 ビリー・ケンパー(HAW)
3位 ナチョ・ゴンザレス(EUK)
4位 カイ・レニー(HAW)
5位 グラント・ベーカー(ZAF)
6位 ネイザン・フローレンス(HAW)

2017/2018 BWT『Nazaré Challenge』終了後のランキング
1位 ビリー・ケンパー(HAW) 27,140pt
2位 カイ・レニー(HAW) 24,829pt
3位 イアン・ウォルシュ(HAW) 17,757pt
4位 マクアカイ・ロスマン(HAW) 14,123pt
5位 ルーカス・チアンカ(BRA) 13,331pt

WSL公式サイト

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