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JPSA第1戦『ガルーダ・トラベルシーンプロ』終了!

2009-04-14 更新
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全5戦で争われる2009年JPSAのキックオフイベント、『ガルーダ・トラベルシーンプロ』がバリ島のクラマスで開催。
4月8日にプロトライアルが行なわれ、9日からメインラウンドがスタート。12日にファイナルが終了しました。

この時期のバリ島は雨期から乾期への変わり目のため、比較的風が弱い日が多く、インド洋からの南西よりのグランドスウェルもコンスタントに入るグッドシーズン。
コンテスト期間中も波に困ることはなく、順調にヒートが進行しました。

4月8日のプロトラアルは早朝6時過ぎに女子からスタート。厚めながら頭半のセットが入るグッドコンディションで5人3ヒートと敗者復活戦が行なわれ、7名がメインラウンドへ進出。
続いて行なわれた男子には59人がエントリー。注目はJPSAロングボードチャンピオンのケコア・ウエムラ。普段はショートボードでサーフィンすることが多いケコアのサーフィンはパワフルで他の選手よりも1ランク上。難なくプロ資格を手に入れると予想されていましたが、R2で波に見離されてしまい、残念ながら敗退。
大橋海人や岩田隆二、中村光貴、斉藤要など計12名がメインラウンドに残りました。

翌日の9日は頭~頭オーバーのグラッシーコンディションの中、メインラウンドのファーストラウンドが行なわれ、早稲田暁生、岩田隆二、槙野明弘、熊倉一真、女子では時田亜沙美、和田純子、中島映美がラウンドアップを果たし、プロ資格の取得を決めました。

10日はトップシードが登場するラウンド2。頭オーバーのセットが入り、風も弱く、バレルインも可能!2008年チャンピオンの田嶋鉄兵、地元バリで一旗揚げたいペペン・ヘンドリック、中村昭太、小野嘉夫、高梨直人、田中樹、浦山哲也、森哲太、林健太などが素晴らしいライディングを披露して1位通過。

11日に行なわれたラウンド3は頭~頭オーバーの大きなバレルを形成したエピックコンディションで進行し、ここまでで一番のハイレベルな戦いに。特にヒート4の中村昭太は深いバレルを抜けてこの日のハイスコアをメイク。ヒートスコアでも前日のラウンド2で出した16.56を上回る17.40を叩き出し、調子の良さをアピールします。
逆に苦い敗退に終わったのは、田嶋鉄兵。田中英義がヒートをリードし、田嶋鉄兵はジェイソン・シバタと2位の座を争う展開に。同スコアながらカウントバックの差でジェイソン・シバタが次のヒートに進むことになりました。
その他に目立っていたのは、善家尚史、小野嘉夫、林健太など。合計16人の選手がファイナルデイに残りました。

女子はセミファイナルまで進行し、谷口絵里菜、北川成美、萩原水紀、杉山知代がファイナルへ。

12日、ファイナルデイもエピックコンディションが続き、林健太、高梨直人、ペペン・ヘンドリック、中村昭太がファイナルへ進出。主導権を握ったのは、高梨直人。クラマスのライトの波に得意のバックハンドリッピングが炸裂し、9pt台を2つ重ねて18.70をメイク。昨年のタイトルホルダー、林健太も中盤に9pt台を出して追い上げますが、バックアップスコアが足らず、誰もが高梨直人の優勝を確信。
しかし、ラスト1分を切ってから林健太が爆発!エアーを取り入れた最先端のライディングで10ポイントに近いスコアを叩き出し、トータル19.70で逆転に成功!
バリ島の波の神様は今年も林健太に勝利を与えたのでした。

女子は谷口絵理菜と杉山知世が優勝争いを演じ、僅かにポイントが上回った谷口絵理菜が林健太と同様に2年連続で同イベントを制覇しました。

次のJPSA第2戦は5月21日~24日に千葉の鴨川・マルキPで開催される『Beach Sound PRO』

JPSA第1戦『ガルーダ・トラベルシーンプロ』結果
1位 林健太
2位 高梨直人
3位 ペペン・ヘンドリック
4位 中村昭太

女子
1位 谷口絵理菜
2位 杉山知世
3位 萩原水紀
4位 北川成美