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「インドネシアトリップ2017年秋⑤」

2018-03-30 更新
2017年11月に北海道の富良野でサーフ&スノーのショップ「クライムワン」を経営している船江さん、前回の奄美大島トリップに参加した友人2名の宗君と保坂君と一緒にバリ島からジャワ島のあまり知られていないとあるポイントへ旅をしたハルさんのストーリーもいよいよ今回が最終回。

ガイドのサントスのおかげで素晴らしい波に恵まれた旅でしたが、最後は思いをよらない自然現象によって予想外の結末を迎えることに...。
しかし、旅の達人、ハルさんはこれも’旅の醍醐味’と話していました。

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(アートそのものの街)

この日、5時間もサーフィンをして大満足だった僕たち一行、アフターサーフは例の釣り堀(第3話目)で食事や釣りを楽しんだ後にサントスのゲストルームに戻った。

そして、部屋に戻ってテレビをつけると目を疑うような光景が映っていた。
それはバリ島にあるアグン山が噴火している映像だった...。

噴煙はなんと9000m上空まで達しているという。急いでグーグルで検索してみたら、すでにバリの空港は閉鎖しているようだ。
予定ではあと二日ここで波乗りをしてからバリに戻り、チャングーで波乗りを楽しんでから深夜の飛行機で帰る予定だったのだが...。

ニュースを見ながら誰かが口にした。
「ヤバイ日本に帰れない!」

みんな仕事の合間に来ているのだし、僕だって12月といえばスキー業界の繁忙期。
強引に休みを取ってきたので遅れて帰るという選択肢はない。
しかし、焦ってもどうしようもないので、空港の閉鎖が解除されることを祈って翌朝まで様子を見る事にした。

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翌朝、インターネットのニュースを見ると空港の閉鎖は延長、バリ島からフェリーでジャワに渡り、ジャカルタ経由で帰る観光客が増えていると報道していた。

もう僕らも波乗りを諦めるしかなさそうだった...。

持っていたチケットを捨てることにして、インターネット検索にてジャカルタ経由で帰れる便を探した。
値段と時間の都合の良い便を探すが、人気株のように10分おきに値段が上がっている...。

ついさっきまで予約可能だったチケットが売り切れる。
元々、持っていたチケットは直行便で片道2万円のチケットだったのに、ようやく押さえられた便は片道8万円!
しかも、マレーシアでトランジットが15時間、日本まで40時間、成田ではなく、羽田着(僕らの車は成田に置いてあるのに)というチケットだった。

ようやくチケットがとれて少しホッとしたが、エネルギーを使い果たした気分だった。
船江さん達は30分ほど判断が早かったので、僕らよりも1日早い便を早い段階で押さえ、同じ8万円でもジャカルタからの直行便だった。
急な話だったが、船江さんはその日の午後のフライトで先に出発した。

残った僕達は気分を変えて前から行ってみたかったある場所へ連れて行ってほしいとサントスにお願いした。
最近までスラム街だったのに、低予算で街が生まれ変わったこのエリア。
アートにそれほど興味のない僕でも楽しい気分になった。

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(絵心がない僕でも楽しかった)
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(トリックアート的な...)
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(まるでおとぎの世界にいるような気分)
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(おじさんも蝶に変身!?)
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(凄く楽しい気分になりました)

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翌日、国内線でジャカルタを経由してマレーシアへ。
インターネットで宿を予約して15時間のトランジットを過ごした。
奄美大島からの男3人旅はこのようにして幕を閉じた。
帰国した翌日、僕は何事もなかったかのように会社に出社した...。

終わり

★後日談

2018の冬は雪に恵まれ、信州、上越、北海道、そしてカナダへと僕はスキーやスノーボードでいろいろな所に出かけてたくさんの人と関わった。
人と関わるのが好きな僕は雪質や波質よりも良い仲間と時間を共にする方を優先している。
そして、ようやく寒かった冬が終わろうとしている...。

3月初旬、今年の初サーフィンはフル装備での鹿嶋だった。
頭が痛くなるような水の冷たさと久しぶりのパドリングでしんどかったけど、51歳を迎えても健康でこの時間を楽しめることにつくづく幸せを感じた瞬間だった。

最後までお付き合いありがとうございました!

福島晴之

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