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『Hang Loose Santa Catarina Pro』を制したのはあの男だ!

2009-07-05 更新
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全10戦で争われる2009年のASPワールドツアー。オーストラリアで開催された第1戦、第2戦はパーコことジョエル・パーキンソン(AUS)が連勝、第3戦のタヒチはダークホース的な存在のボビー・マルティネス(USA)が制し、昨年は11戦中6勝という圧倒的な成績で9Xを達成したケリー・スレーター(USA)は、3戦連続で17位と低迷していました。

しかし、現地時間7月3日に終了した第4戦『Hang Loose Santa Catarina Pro』では、順調に勝利を積み上げて最後はアドリアーノ・デ・スーザ(BRA)を抑えて優勝!
舞台となったブラジルのサンタカリーナ・インビトゥバの長いレフトの波を切り刻む姿は、いつもの強いケリーに戻っており、ようやく長い不調から脱出したようです。

ファイナル終了後のインタビューでは、「オレが戦ったセミファイナルよりは全然良い波になったよね。アドリアーノは序盤から良いリズムでスコアを重ねていた。でも、別に焦りとかはなくて、待ってればオレの元にも波はやってくるだろうと感じていたのさ。正直、オレのあのマニューバーであのスコアは少し高かった気がしたけど、今年はこれまで良いスコアが少なかったから、やっと自分に運が回ってきたのかな」とコメント。

この日の波は3-4ftレンジの長いレフト。厚速いブレイクが中心で、ターン系のアクション勝負でした。序盤に6pt台からスタートした両者。アドリアーノが8.00のバックアップスコアでケリーを追い詰めますが、最後はケリーお得意の逆転劇で9.27、8.67を続けてスコア。ツアー通算41勝目を決めたのです。

「オレはラウンドが進むに連れて感覚が鋭くなるタチでね。ブラジルでも最初は全くダメだった...。最初はここに来る計画でさえ無かったんだよ。今回は借りたボードに始まって自分で削ったエポキシボードや、通常のボード...。全てに乗ったし、今日はオレの定説が証明されたんだ。それはファイナルの前に彼女に電話して話していたこと。”いつも出場を悩んだイベントは勝つんだよね”ってことさ(笑) それってドンピシャじゃない?オレはプレッシャーが少ない解放された時の方がベストな能力を発揮出来るんだ」とケリー。

今回の優勝でトータルレイティングを25位から一気に9位に押し上げたケリー。次の舞台となる「J-bay」は過去4回も優勝している得意な場所。トップとのポイント差は1400pt以上とまだ大きな溝がありますが、もう1勝を重ねると状況は一転しかねません。他の選手にとっても今回のケリーの優勝は大きな意味を持つことでしょう。

ただでさえ熱狂的なファンが多いブラジルで地元の選手がファイナルに残ったため、ビーチを埋め尽くしたギャラリーの声援は半端ではありませんでした。
「今日はオレがこの国の代表になって巨大な取引をした感じだね。ビーチにいるみんなが応援してくれるって最高の気分だぜ!今日のオレのパフォーマンスは、ブラジルに対する誇りが強い自信を感じさせてくれ、生まれたものだと思う」とアドリアーノ。

まだ22歳のアドリアーノにとってケリーは憧れの存在。最後の波にケリーと二人でテイクオフして両手を高々と上げている姿は本当に嬉しそうで、その表情は子供に戻ったかのようでした。
「小さい頃からこのイベントは見に来てたし、ここで戦うのが夢だったんだ。実際にオレは今日ここにいる。全ての友人、家族の前でオレのヒーローであるケリーとファイナルを戦えたんだ。オレは死ぬまで今日のことを忘れないだろうね。本当にスペシャルな時間だったよ」と笑顔で話していました。
アドリアーノは今シーズン2度目の2位でトータルでもパーコに続く2位にランクアップ。間違いなく、2009年の急成長株と言えるでしょう。

ASPワールドツアー第5戦は南アフリカの「J-bay」で開催される『Billabong Pro』が7月9日からスタートです!

第4戦『Hang Loose Santa Catarina Pro』結果
1位 ケリー・スレーター(USA)
2位 アドリアーノ・デ・スーザ(BRA)
3位 ジョエル・パーキンソン(AUS)、C.J・ホブグッド(USA)
5位 ビード・ダービッジ(AUS)、ダスティン・バーカ(HAW) 、タジ・バロウ(AUS)、ミック・ファニング(AUS)

photo: ASP Covered Images