非会員上部PR枠用
 

『MALIBU presents MURASAKI PRO KITAIZUMI』終了!

2009-08-24 更新
1251084581_2009wqskitatajima
8月23日(日)、福島・北泉で開催されていた『MALIBU presented MURASAKI PRO KITAIZUMI』が終了し、WQS、プロジュニア(U21)、カデット(U16)の3クラスの勝者が決定!

8月18日(火)~19日(水)にかけて行なわれたLQSも含めてイベント期間中は風の影響に悩まされた日もありましたが、多方向のウネリをキャッチしやすい北泉にはムネ前後の波が入り続け、目立ったスケジュールの変更も無く、順調にヒートが進行。
WQS、プロジュニア、カデットでは、クラスの枠を越えてダブルエントリーする選手も多く、3クラスに分かれながらも、目指すところは一つ、世界の頂点「ASPワールドツアー」への道という印象を強く受けたイベントでした。

今シーズンの日本で行なわれるWQSは3戦のみ。北泉がその第1戦目になります。ファイナリストに選ばれたのは2008年のWQS日本チャンピオンの田嶋鉄兵(写真)とプロジュニア日本チャンピオンの中村昭太の2人。
現在、ハワイに拠点を置いている田嶋鉄兵ですが、日本のホーム千葉にいた頃は「波乗り道場・志田下」で互いにしのぎを削っていた先輩後輩の仲。
細かい駆け引きはなしのガチンコ勝負となりました。

ファイナルの序盤で飛び出したのは田嶋鉄兵。確実に4pt台を二つまとめて主導権を握ります。中村昭太は7.50を返して逆転しますが、すぐに田嶋鉄兵が6.75と8.50を続けて叩き出し、再逆転!
後半は両者共にハイスコアに結び付くような波を掴めず、そのまま田嶋鉄兵が大差をつけて優勝を決めました!

プロジュニアはWQSとダブルエントリーのミッチ・クルーズがエアーを取り入れたライディングで他の選手を圧倒。8.75を含む16.50のダントツのスコアで日本初優勝!
オーストラリア出身のミッチ・クルーズは、今シーズンの日本のプロジュニア第1戦からエントリーしており、3位が2回続いていました。全2戦よりもサイズがあった北泉でのサーフィンは、「水を得た魚」という表現がピッタリ。
10月に宮崎・小倉ヶ浜で開催される最終戦では、他の選手にとって最も怖い存在になりそうです。

プロジュニアで2位の仲村拓久未、3位の新井洋人はカデットにもダブルエントリー。
序盤からトップ争いをしていた両者でしたが、後半に新井洋人が9.25を二つもスコアし、パーフェクトに近い18.50のハイエストヒートスコアで圧勝。
14歳の新井洋人と13歳の仲村拓久未はまだ顔に幼さが残り、体格もこれから出来上がってくるという段階。ジュニアイベントの体制が整う中、今後の成長が楽しみです。
開幕戦から2連勝を上げていた石田銀二は波との相性が今一つだった印象でしたが、手堅く3位に入り、シリーズチャンピオンに王手をかけています。

なお、唯一日本人として海の向こうでクオリファイを目指している大野”マー”修聖はフランスで開催されていたWQS6スター『SOORUZ LACANAU PRO』にエントリー。
現地時間8月19日(水)、ROUND OF 96でオーウェン・ライト、ナット・ヤングなどの強豪と対戦し、残念ながら敗退。
優勝はジョアン・ドゥルー(FRA)でした。
次の大野”マー”修聖のチャレンジはポルトガルで8月25日(火)からスタートする『Azores Islands Pro』

WQS2スター
『MALIBU presented MURASAKI PRO KITAIZUMI』結果
1位 田嶋鉄兵
2位 中村昭太
3位 渡辺広樹、田中樹

プロジュニアグレード2
『MURASAKI PRO JUNIOR KITAIZUMI』結果
プロジュニア(U21)
1位 ミッチ・クルーズ(AUS)
2位 仲村拓久未
3位 新井洋人
4位 河村海沙

カデットクラス(U16)
1位 新井洋人
2位 仲村拓久未
3位 石田銀二
4位 堀越力

ガールズ(U21)
1位 大村奈央
2位 野呂玲花
3位 田代凪沙
4位 水野朝子

公式サイト
http://www.aspjapantour.com/live/2009/murasaki/(PC用)

photo: ASP Covered Images