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WCT第6戦…ケリー セミファイナル進出!

2002-09-10 更新
カリフォルニアで行なわれているWCT第6戦のBoost Mobile Pro presented by Billabongは現地9/9にクォーターファイナルまで終了。前日よりサイズアップした6-8ftのコンディションの中、WCTのエリートサーファー達は素晴らしいパフォーマンスを披露していました。

まず、クォーターファイナル1発目は、ケリー・スレーター対ダミアン・ホブグッド。開始早々ケリーは1本目で9.6ptをマークし、その後も派手なトップターンとカットバックを連発した1本で9.0ptをゲットしました。さらに、フィンとテールを抜きながらのパワフルなリエントリーでOakleyのOver-The-Topボーナスも手に入れて、ダミアンを完全に引き離して勝利!

かなり調子の良いケリーは、「あのヒートを勝つことだけを考えてた。この勢いをすぐに止めたくなかったからね。まだ勢いづいてるって感じで、あれだけのハイスコアをマークしてもそれが限界だとは思えなかった。」「波はサイズアップしてたし、パーフェクトなリップと形のいいウォールの中をダウン・ザ・ライン出来て、不思議な感じだった。イルカまで泳ぎ始めて…とにかく、セミファイナルまで行けてうれしいよ。アメリカ本土開催のこのイベント以外に、今年最高の結果を残したいと思うイベントは無いね。」と語っていました。

好調のジョエル・パーキンソンをラウンド4で破ったルーク・イーガンは、クォーターファイナルでワイルドカード出場のシェーン・ベッシェンと対戦。序盤で9.55ptのハイスコアーをマークしたルークは、その2本あとに7.9ptを追加してシェーンを撃墜しました。一方、負けてしまったシェーンは「WCTを回っていないけど、感覚的にはまだ同じ考え方を持っていて、彼らCT選手は僕と同等で、上とも下とも思っていない。ここまでのヒートを勝ち上がってストークしたけど、頭の中では勝って当然だと思ってたし。いいパフォーマンスとラディカルなサーフィンを出来たから良かったよ。」とプライドあるコメントをしていました。

また、ギルヘルム・ハーディーはラウンド4でネイザン・ヘッジを破ってクォーター・ファイナルへ進出し、勢いのあるダニエル・ウイルスと激突。グーフィーフッターのギルヘルムはライトハンドの波をバックハンドで攻めて8pt台2本をマークして勝利しました。ここまで、負傷欠場等でレイティングでは最下位のギルヘルム。彼の2002年シーズンはこれからって感じでしょう!

そして、最後のセミファイナルスポットを獲得したのは、ミック・キャンベル。ラウンド3で現在レイティング3位のシェイ・ロペスを、ラウンド4で前回のJ-Bayで優勝したミック・ファニングを破ってクォーターファイナルへ上がってきたミックは、そこでルーキーのフィル・マクドナルドと対戦しました。「ボードの調子がいい」というミックは、クォーターファイナルでも力強い縦の動きで調子の良いフィルを上回り、セミファイナルへ勝ち上がりました。

さて、勝ち残った4人を見てみると、レイティングでは現在8位のルーク・イーガン以外は全員20位以下で、ルーク以外は今年初のクォーターファイナル進出だったのですが、う~ん誰がこの大会を征するのでしょうか?? 続報をお楽しみに!!

Boost Mobile Pro presented by Billabong
クォーターファイナル
QF1:
ケリー・スレーター(USA)
18.6
def.
ダミアン・ホブグッド(USA)
6.9

QF2:
ルーク・イーガン(Aus)
17.45
def.
シェーン・ベッシェン(USA)
16.15

QF3:
ギルヘルム・ハーディー(Brz)
17.1
def.
ダニエル・ウイルス(Aus)
11.85

QF4:
マイケル・キャンベル(Aus)
16.25
def.
フィル・マクドナルド(Aus)
14.0

ラウンド4
H1:
ダミアン・ホブグッド(USA)
16.1
def.
ポール・キャニング(SAfr)
12.9

H2:
ケリー・スレーター(USA)
16.0
def.
ダレン・オラファーティ(Aus)
13.65

H3:
ルーク・イーガン(Aus)
13.65
def.
ジョエル・パーキンソン(Aus)
11.5

H4:
シェーン・ベッシェン(USA)
15.5
def.
テイラー・ノックス(USA)
15.15

H5:
ギルヘルム・ハーディー(Brz)
16.15
def.
ネイザン・ヘッジ(Aus)
14.75

H6:
ダニエル・ウイルス(Aus)
17.65
def.
サニー・ガルシア(Haw)
15.65

H7:
フィル・マクドナルド(Aus)
17.5
def.
トレント・ムンロー(Aus)
13.5

H8:
マイケル・キャンベル(Aus)
17.85
def.
ミック・ファニング(Aus)
16.85

ラウンド3
H15:
マイケル・キャンベル(Aus)
17.0
def.
シェイ・ロペス(USA)
14.0

H16:
ミック・ファニング(Aus)
17.5
def.
ネイザン・ウェブスター(Aus)
14.25

Oakley Over-The-Top Bonus:
Kelly Slater (USA)

セミファイナルの予定
SF1:
ケリー・スレーター(USA)
vs.
ルーク・イーガン(Aus)

SF2:
ギルヘルム・ハーディー(Brz)
vs.
マイケル・キャンベル(Aus)