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五十嵐カノアが2連覇!ウィメンズはコートニーが優勝!『Vans US Open of Surfing』ファイナルデイ

2018-08-06 更新
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PHOTO: © WSL/Rowland

2015年に大原洋人が優勝してから日本人にとって特別なイベントになったカリフォルニア・ハンティントンビーチを舞台とした『Vans US Open of Surfing』
2017年にはアメリカ国籍ながら日本人の両親を持つ五十嵐カノアが優勝してより濃いものになり、迎えた2018年の夏。
今シーズンはカノアが2020年の東京オリンピックに日本代表として出場したいという意向から国籍を日本に変更。
ハンティントンローカルはそれに理解を示し、快進撃を続けた今夏の『Vans US Open of Surfing』も大いに盛り上がり、最後はジェイク・パターソン率いる「Snaketales」のチームメイト、グリフィン・コラピント(USA)との激しいシーソーゲームを制して2連覇を達成!

「昨年は家族や友人の手厚いサポートによって優勝出来た。今年はハンティントンビーチ全体のサポートが自分を奮い立たせたのさ。逆転した最後のライディングのことはほとんど覚えていないよ。誰かが自分に乗り移って波に乗っていた感じがして、どんなことをしても着地出来ると思った。成功してすぐにスコアが出たと思ったね。最高の気分だったさ。コンテスト中はずっとファイナルのことを考えていた。コンテストを通して自分のペースを保ち、最後のヒートで全てを出し切ったんだ。厳しいファイナルだったけど、ハンティントンが波を与えてくれると信じていたのさ」

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PHOTO: © WSL/Morris

イベント直前のインタビュー ではホームで最も大きなイベント『Vans US Open of Surfing』への思いを熱く語っていたカノア。

SFまでのテキストブックのようなライディングからファイナルはグリフィンがリスクをとってエアーリバースをメイクしてスコアを重ねたため、勝つためにはフィニッシュでのエアーが必然な状況に。
カノアは逆転にニード7.41のシチュエーション、追い込まれてラスト2分、アウトサイドでのターンからインサイドでテールハイ・リバース。
着地すれば逆転も十分可能なパフォーマンスを見事にメイク、感情をむき出しにして狂ったようなクレーム(アピール)、ジャッジは時間をかけて8.17をコール。
最後の最後にグリフィンも難易度が高いエアーを決めたためにこのスコアが出た時は拳を握りしめただけでしたが、全てのスコアが揃って勝利が決まった瞬間は身体全体で喜びを表現していました。

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PHOTO: © WSL/Morris

会場を埋め尽くしたギャラリーの前でのビーチ凱旋では「HB(ハンティントンビーチ)」と連呼。
昨年よりも更に興奮した様子で声を張り上げ、インタビューの声が枯れていたほど...。

2009年、2010年(WSlでは2008年、2009年と記しているがミス)のブレット・シンプソン以来の2連覇。
それも同じハンティントンローカルによる偉業の達成にイベントは大いに盛り上がって終了しました。

QSランキングでは前日のR5で信じられないようなエアリアルをメイクしたセス・モニーツ(HAW)がトップ。
カノアとグリフィンは今回のポイントで一気にランキングを上げて3位と4位。
10,000は残り4戦ありますが、QSからのリクオリファイはほぼ確実になっています。

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PHOTO: © WSL/Morris

ウィメンズCT第7戦は足の怪我で4戦欠場、復帰後も最下位が続いたコートニー・コンローグ(USA)とカレントリーダーのステファニー・ギルモア(AUS)がファイナルで対戦。
ローカルナレッジを活かしたコートニーが僅か3本でスコアを揃えて完全復活を告げる嬉しい優勝。
ライバルでもあり親友のステファニーと熱いハグを交わしていました。

「ここまで復活するための道は険しかったわ。全ての困難を乗り越え、表彰台の頂点に立つことが出来た。最高の気分よ。素晴らしいサポートに感謝している。サーフィンを愛しているわ。やっとスッキリした。ステフとのファイナルは最高だったわね。この一週間の彼女のサーフィンを見て恐れていたの。地元の観客の前でパフォーマンスをするのが大好き。家族や友人のサポートに勝るものはないわ。パフォーマンスを期待してもらうだけで楽しいし、凄い挑戦。今週は最高の旅だった」

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PHOTO: © WSL/Rowland

「US Open」ではウィメンズイベントが開始された2011年から全てQF以上をメイク。
ハンティントンビーチで最もコンスタントな選手だったコートニー。
記念すべきCT通算10勝目をホームで決めたことは格別でしょう。

なお、タイトルレースではステファニーがファイナルに残り、レイキーが5位になったため、ポイント差が広がりました。
次の第8戦は9月6日〜9日にサーフランチで開催される『Surf Ranch Pro』
メンズは8月10日〜21日にCT第7戦『Tahiti Pro Teahupoo』がタヒチ・チョープーで開催。
カレントリーダーのフィリッペ・トレド(BRA)は大好きな『Vans US Open of Surfing』をスキップして早くから現地入り、初のワールドタイトル獲得のチャンスに全力を尽くしています。

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PHOTO: © WSL/Morris

『Vans US Open of Surfing』結果
QS10,000
1位 五十嵐カノア(JPN)
2位 グリフィン・コラピント(USA)
3位 ジョーガン・クージネ(FRA)、ジャドソン・アンドレ(BRA)
5位 コロヘ・アンディーノ(USA)、ディオン・アトキンソン(AUS)、イタロ・フェレイラ(BRA)、セス・モニーツ(HAW)

ウィメンズCT第7戦
1位 コートニー・コンローグ(USA)
2位 ステファニー・ギルモア(AUS)
3位 カリッサ・ムーア(HAW)、キャロライン・マークス(USA)
5位 ジョアン・ディファイ(FRA)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、レイキー・ピーターソン(USA)

2018 Women’s Championship Tour
『Vans US Open of Surfing』終了後のランキング
1位 ステファニー・ギルモア(AUS) 53,375pt
2位 レイキー・ピーターソン(USA) 48,175pt
3位 タティアナ・ウェストン・ウェブ((BRA) 38,330pt
4位 ジョアン・ディファイ(FRA) 31,795pt
5位 カリッサ・ムーア(HAW) 31,235pt

『Vans US Open of Surfing』公式サイト

WSL公式サイト




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