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フィゲイラプロ キャンセル!

2002-09-25 更新
WCT第7戦、そしてヨーロッパレッグ初戦のフィゲイラプロは現地9/24日に最終日を迎えましたが、メンズはラウンド3が終了した時点で正式にキャンセルされてしまいました。

この日のキャバデロビーチは、ラウンド3の残りのヒートが始まった朝の内はグラッシーな3ftだったんですが、潮が上げてきてブレイクしなくなる事も予想されていたので、ラウンド4を開始して途中でコンテストを続けられなくなるリスクを負わない事に決定。ラウンド4へ進出した全員が9位フィニッシュとなって、均等に分けた賞金US$11,125を獲得しました。同様のキャンセルはWCTの歴史上過去3回しか起きていないほど稀な事ですが、キャンセルした直後にオンショアが吹き、結果的には良い判断だったのではないでしょうか。

このキャンセルについて、ASPのツアーマネージャー、アル・ハント氏はこう語っていました。「残念ながら、結果を得る前にイベントをキャンセルしなければなりませんでした。この1週間、潮まわりでサーフィンをしてきて1日で6~8ヒート以上消化できた日は殆ど無かったので、今日も続けるに値しないと判断しました。最後の結果はどちらにしても得られなかっただろうし、もし次のラウンドを開始したらそのラウンドを終えることが出来ない可能性が大きかったので中止の判断を下さなければならなかった。本当に良くない1週間で残念でしたが、自然をコントロールする事は出来ません。」

この日は、キャンセルされる前にラウンド3の残り4ヒートが行われ、勝ち残った1人のダニエル・ウイルスは、「こんなにタフな波で戦ったのは久しぶりだよ、多分何年ぶりだ。精神的にも今までで一番ハードなイベントだった。波が無くて困り果てた上に、皆自分たちがどうなるのかも解らなかったから、精神的に集中するのは本当に難しかった。」と語っていました。

そして、ラウンド4のヒート1を戦う予定だった現在レイティング3位のマイケル・ロウも「この1週間は選手達にとって長かったし、下された判断は正しいと思う。もちろん、さらに先に進んでアンディーとのリードを縮められたらと思うと、コンテストの終わり方にはハッピーでは無いけど、海をコントロールする事は出来ないからね。」と基本的には納得していました。

また、レイティングトップのアンディー・アイアンズも「キャンセルは良いチョイスだと思う。あんなジャンクな波で世界のトップサーファーがサーフィンするのを見せたく無いからね。」とコメントしていました。

さて、この判断によって勝ち残った選手は9位タイとなった訳ですが、レイティングではCJホブグッドが10位から8位にアップした以外は大きな変動はありませんでした。

一方、ウィメンズはと言いますと、9/23にルーキーのサマンサ・コーニッシュとメガン・アブボの間でファイナルが行なわれ、メガンが去年のタヒチ以来の優勝を手に入れました。

次のWCTヨーロッパレッグは…フランスのハセゴーで9/26からウェイティングに入ります。

フィゲイラプロ
Men's
ラウンド4(全選手=9th/賞金US$11,125)
H1:
マイケル・ロウ(Aus)
vs.
ダミアン・ホブグッド(USA)

H2:
タジ・バロウ(Aus)
vs.
CJホブグッド(USA)

H3:
リー・ウインクラー(Aus)
vs.
ジョエル・パーキンソン(Aus)

H4:
リチャード・ロベット(Aus)
vs.
アンディー・アイアンズ(Haw)

H5:
マーク・オキルーポ(Aus)
vs.
ネイザン・ヘッジ(Aus)

H6:
ファビオ・ゴウベイア(Brz)
vs.
カラニ・ロブ(Haw)

H7:
ギルヘルム・ハーディー(Brz)
vs.
ピーターソン・ローザ(Brz)

H8:
ダニエル・ウイルス(Aus)
vs.
シェーン・パウエル(Aus)

ラウンド3
(1st→ラウンド4;敗者=17th/賞金US$4,000)
H13:
ギルヘルム・ハーディー(Brz)
13.55
def.
ルーク・イーガン(Aus)
11.5

H14:
ピーターソン・ローザ(Brz)
14.4
def.
ディーン・モリソン(Aus)
12.5

H15:
ダニエル・ウイルス(Aus)
13.1
def.
レナン・ロシャ(Brz)
12.25

H16:
シェーン・パウエル(Aus)
16.5
def.
ミック・ファニング(Aus)
16.5
(トータルではタイスコアだが、パウエルがシングルスコア9.0で勝利)

フィゲイラプロ終了後のレイティングトップ10

1.
アンディー・アイアンズ(Haw)
5,092-points

2.
ルーク・イーガン(Aus)
4,684

3.
マイケル・ロウ(Aus)
4,600

4.
ダニエル・ウイルス(Aus)
4,582

5.
ジョエル・パーキンソン(Aus)
4,544

6.
シェイ・ロペス(USA)
4,408

7.
マーク・オキルーポ(Aus)
4,372

8.
CJホブグッド(USA)
4,168

9.
コーリー・ロペス(USA)
4,156

10.
ミック・ファニング(Aus)
4,100

women's
1st
メガン・アブボ(Haw)
17.75
-US$10,000
2nd
サマンサ・コーニッシュ(Aus)
16.5
-US$6,000

セミファイナル
(1st→ファイナル;敗者=3rd/賞金US$4,000)
SF1:
サマンサ・コーニッシュ(Aus)
21.0
def.
メラニー・レッドマン-カー(Aus)
20.45

SF2:
メガン・アブボ(Haw)
15.9
def.
レイン・ビーチェリー(Aus)
15.3

フィゲイラプロ終了後のレイティングトップ10
1.
メラニー・レッドマン-カー(Aus)
2,560-points

2.
レイン・ビーチェリー(Aus)
2,200

3.
リネット・マッケンジー(Aus)
2,060

=4.
ジャクリーン・シルバ(Brz);
サマンサ・コーニッシュ(Aus)
1,870

=6.
ケイト・スカラット(Aus);
チェルシー・ジョージソン(Aus)
1,850

=8.
ケアラ・カナリー(Haw);
メガン・アブボ(Haw)
1,750

10.
ヘザー・クラーク(SAfr)
1,710

=11.
マリア・タバレス(Brz);
ロシェール・バラード(Haw);
セレナ・ブルック(Aus)
1,530

14.
リサ・アンダーソン(