WCTフランス… ラウンド3終了!
2002-10-05 更新
フランスのハセゴーで行なわれているWCTクイックシルバープロは、現地10/4にラウンド2の残りのヒートとラウンド3が行なわれました。この日のコンディションは、6ftのパーフェクトライトで時折デカイセットも入っていました。朝の内はラインナップへ戻るサーファーをジェットスキーがアシストしていて、ASPマスターズチャンプのゲーリー・エルカートンもライダーとして参加していたようです。
そして、コンディションに恵まれたこの日、熱かったヒートはケリー・スレーターとタジ・バロウの一戦。第5戦J-Bayのラウンド3でタジに敗れたケリーは、お返しとばかりにセカンドライドで素晴らしいボトムターンとトップターンのコンビネーションを見せ、その1本で8.0ptをゲット。さらに、サードライドでは、この日最高と言っても過言ではないバレルライドを披露して9.8ptを叩き出し、この日のベストトータル17.8ptでタジを撃沈しました。「タジには2つ借りがあった。過去2回J-Bayでやられてるから、お返しをしたかったんだ。ここハセゴーで、2年前にタジにギリギリ勝った事があるから、これであっち(J-Bay)ではやられたけどここ(ハセゴー)では勝ったって感じ。」とケリーはコメントしていました。
そして、レイティングトップのアンディー・アイアンズはワイルドカードのトロイ・ブルックスと対戦。この2人は、第4戦フィジーのラウンド3でも当たったことがあり、その時はトロイがアンディーを破ったんです。しかし、今回はアンディーがバレルライドを含むキレたサーフィンで大差をつけ、トロイを撃破しました。「復讐はスウィートだよ。あと、17thラウンド(ラウンド3)を突破できて本当に気分が良い!」と喜んでいました。
前日いいサーフィンを見せて、シェーン・パウエルを破ったルーク・ヒッチングスは、この日も勢いを持続して、レイティング3位のマイケル・ロウも破りラウンド4へアップ! そして、この日のラウンド2でパット・オコーネルに勝ったポール・キャニングは、ラウンド3でレイティング4位のダニエル・ウイルスと当たり、最初の1本で9.0ptをスコアしてペースを掴みラウンド4へ勝ち上がりました。さらに、シェーン・ドリアンをラウンド2で破ったボー・エマートンも、ラウンド3でレイティング5位のジョエル・パーキンソンをノックアウト!
また、マズ・クィンはレイティング8位のコーリー・ロペスを、ネコ・パダラッツはレイティング8位のオッキーを、ギルヘルム・ハーディーはレイティング10位のミック・ファニングをそれぞれ破ってラウンド4進出を決めました。という事で、レイティングトップ10の6人がこのラウンド3で犠牲になり、波乱含みの展開となっています。
このイベント終了後、レイティングに大きな変化が起きるのか!?
では、続報をお楽しみに!
クイックシルバープロ フランス
ラウンド3
(1st→ラウンド4;2nd=17位,賞金US$4,000)
H1:
ポール・キャニング(SAfr)
17.35
def.
ダニエル・ウイルス(Aus)
15.25
H2:
ケリー・スレーター(USA)
17.8
def.
タジ・バロウ(Aus)
11.5
H3:
マイケル・キャンベル(Aus)
13.75
def.
ピーターソン・ローザ(Brz)
13.25
H4:
ルーク・ヒッチングス(Aus)
16.75
def.
マイケル・ロウ(Aus)
9.35
H5:
マズ・クィン(NZ)
15.25
def.
コーリー・ロペス(USA)
12.5
H6:
カラニ・ロブ(Haw)
14.0
def.
ネイザン・ウェブスター(Aus)
12.5
H7:
テイラー・ノックス(USA)
13.05
def.
ネイザン・ヘッジ(Aus)
11.4
H8:
アンディー・アイアンズ(Haw)
15.25
def.
トロイ・ブルックス(Aus)
10.75
H9:
ネコ・パダラッツ(Brz)
13.65
def.
マーク・オキルーポ(Aus)
8.15
H10:
リチャード・ロベット(Aus)
15.25
def.
ディーン・モリソン(Aus)
13.35
H11:
ボー・エマートン(Aus)
12.25
def.
ジョエル・パーキンソン(Aus)
12.15
H12:
ダミアン・ホブグッド(USA)
16.35
def.
フラビオ・パダラッツ(Brz)
14.0
H13:
CJホブグッド(USA)
15.9
def.
パウロ・モウラ(Brz)
10.25
H14:
ジェイク・パターソン(Aus)
15.9
def.
キーラン・ピロウ(Aus)
15.25
H15:
ルーク・ヒッチングス(Aus)
15.25
def.
ラッセル・ウインター(UK)
14.9
H16:
ギルヘルム・ハーディー(Brz)
14.8
def.
ミック・ファニング(Aus)
14.65
ラウンド2
(1st→ラウンド3;2nd=33位,賞金US$3,000)
H11:
ポール・キャニング(SAfr)
17.1
def.
パット・オコーネル(USA)
13.8
H12:
ラッセル・ウインター(UK)
13.5
def.
リー・ウインクラー(Aus)
13.25
H13:
ボー・エマートン(Aus)
14.75
def.
シェーン・ドリアン(Haw)
13.0
H14:
マズ・クィン(NZ)
16.25
def.
ファビオ・ゴウベイア(Brz)
13.0
H15:
ギルヘルム・ハーディー(Brz)
12.5
def.
グレッグ・エムズリー(SAfr)
12.5
(トータルではタイスコアだが、ハーディーシングルスコア8.0で勝利)
H16:
フラビオ・パダラッツ(Brz)
15.25
def.
レナン・ロシャ(Brz)
9.75