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WCTスペイン… ラウンド3へ!

2002-10-14 更新
スペインで行なわれているWCT第9戦のビラボンプロ ムンダッカは現地10/11にラウンド2、10/13にラウンド3のヒート13まで終了しました。

ラウンド3がスタートした13日のムンダッカは、4ftのサイズを終日キープしてくれましたが、ヒートのほとんどでコンスタントにセットが入らない状態だったようです。しかし、天気は良く、ギャラリーはトッププロのサーフィンをエンジョイしていました。

その中で、ミック・ファニングはリー・ウインクラーと対戦し、驚くような逆転劇を演じました。このヒートはリー・ウインクラーが8.5ptを最初の1本でマークしてリードし、終盤に9.0ptを追加して完全に勝負あったかと思われたんです。しかし、そこまで沈黙していたミックが爆発! リーが9.0ptをスコアした直後に、ミックはお返しとばかりに9.0ptをマークすると、その後再び9.5ptのハイスコアを叩き出して逆転し、終わってみればこの日のベスト2トータル18.5ptでこのヒートを物にして、ラウンド4へ進みましました。一方、負けてしまったリー・ウインクラーのトータルは、この日行なわれた他のヒートの勝者の誰よりも高いスコアだったんです。しかし、これも勝負の厳しい所で負けは負けです。

レイティングリーダーのアンディー・アイアンズは、ローカルワイルドカードのイケル・フエンテスと当たり、ファーストウエイブで超高速で正確なバックハンドのリエントリーを連続で決めて9.5ptをゲット! その後2本は、いい波ながら途中でワイプアウトしてしまいましたが、トータルポイントでは十分な差をつけて勝利…相変わらず好調です。

99年のこの大会で優勝しているオッキーは、ルーキーのルーク・ヒッチングスと当たり、ロングライドだった1本目で7.75ptをスコア。しかし、その後両者が高得点を出せずに居た所でルークが良い波をつかんで7.25ptをゲットしヒートは終盤へ突入しました。そして、ヒート終了直前に2人とも最後の波にテイクオフ! ルークはこのヒートのベストシングルスコアとなる8.0ptをマークしてオッキーを下し、ラウンド4へ進みました。前回のフランスで5位タイとなって勢いに乗っているルーク。本人も「本当に自分に自信を感じている」と語っていましたが、今回はどこまで進む事が出来るでしょうか!?

そのルークを、フランスのクォーターファイナルで破ったケリー・スレーターは、テイラー・ノックスを撃沈。また、前回のフランスで優勝したネコ・パダラッツはレイティング7位のシェイ・ロペスを、兄のフラビオ・パダラッツはコーリー・ロペスを破って、パダラッツ兄弟がロペス兄弟を撃墜しました。

そして、タジ・バロウとシェーン・パウエルの一戦は、波数が極端に少なかったらしく2回もリスタートされ、30分のヒートを終了するのに1時間半も掛かりました。勝負はタジに軍配が上がったのですが、このヒートは、この日のコンディションの悪さを象徴していました。

同様に、ワールドチャンプのCJホブグッドとルーキーのフィル・マクドナルドの一戦も、フィルの7.5ptがヒートのベストスコアで、その他はすべて4pt以下というプアーなコンディション。結局その1本がものを言ってフィルが勝利しましたが、CJにとってはコンディションに泣かされたアンラッキーな結果となってしまいました。

その他には、ルーク・イーガン、カラニ・ロブ、ジョエル・パーキンソン、マイケル・ロウがラウンド4へ駒を進めています。

なお、結果は以下の通りです。

ビラボンプロ ムンダッカ2002
ラウンド2
(1st→ラウンド3;2nd=33位,賞金US$3,000)
H3:
ジョエル・パーキンソン(Aus)
12.75
def.
ミッキー・ピコン(Fra)
6.75

H4:
シェイ・ロペス(USA)
13.5
def.
マルセロ・ヌネス(Brz)
7.9

H5:
ミック・ファニング(Aus)
14.5
def.
ロドリゴ・ドネレス(Brz)
7.5

H6:
ビクター・リバス(Brz)
16.0
def.
ピーターソン・ローザ(Brz)
7.25

H7:
キーラン・ペロウ(Aus)
13.6
def.
ダレン・オラファーティ(Aus)
11.5

H8:
フィル・マクドナルド(Aus)
16.4
def.
リチャード・ロベット(Aus)
5.5

H9:
テイラー・ノックス(USA)
12.0
def.
パウロ・モウラ(Brz)
5.3

H10:
ジェイク・パターソン(Aus)
16.5
def.
ラッセル・ウインター(UK)
8.75

H11:
ケリー・スレーター(USA)
11.6
def.
ポール・キャニング(SAfr)
9.7

H12:
マイケル・キャンベル(Aus)
16.25
def.
グレッグ・エムズリー(SAfr)
10.0

H13:
マズ・クィン(NZ)はディーン・モリソン(Aus)の辞退で不戦勝

H14:
フラビオ・パダラッツ(Brz)
14.25
def.
パット・オコーネル(USA)
12.65

H15:
ネイザン・ウェブスター(Aus)
12.65
def.
ギルヘルム・ハーディー(Brz)
12.4

H16:
ネコ・パダラッツ(Brz)
11.25
def.
シェーン・ドリアン(Haw)
7.0

ラウンド3
(1st→ラウンド4;2nd=17位,賞金US$4,000)
H1:
マイケル・ロウ(Aus)
13.5
def.
レナン・ロシャ(Brz)
9.25

H2:
ミック・ファニング(Aus)
18.5
def.
リー・ウィンクラー(Aus)
17.5

H3:
タジ・バロウ(Aus)
14.5
def.
シェーン・パウエル(Aus)
9.75

H4:
ルーク・ヒッチングス(Aus)
15.25
def.
マーク・オキルーポ(Aus)
13.0

H5:
フラビオ・パダラッツ(Brz)
14.5
def.
コーリー・ロペス(USA)
10.5

H6:
カラニ・ロブ(Haw)
13.75
def.
ネイザン・ウェブスター(Aus)
11.75

H7:
ネイザン・ヘッジ(Aus)
13.1
def.
ジェイク・パターソン(Aus)
12.9

H8:
アンディー・アイアンズ(Haw)
15.6
def.
イケル・フエンテス(Spn)
9.6

H9:
ルーク・イーガン(Aus)
12.4
def.
ビクター・リバス(Brz)
9.65

H10:
ケリー・スレーター(USA)
15.0
def.
テイラー・ノックス(USA)
13.4

H11:
ジョエル