リップカールカップ パーコ優勝 アンディーワールドチャンプ
2002-12-04 更新
ハワイのサンセットビーチで開催されていたWCTリップカールカップは、現地12/3にクォーターファイナルからファイナルまで行なわれ、ジョエル・パーキンソンがこのイベントで優勝し、アンディー・アイアンズがワールドタイトルを獲得しました!この日は、パーフェクトの6-8ftで、天気も良く風もオフを保って、イベント最終日にふさわしいコンディションとなってくれました。
そんな中、アンディー・アイアンズはクォーターファイナルでパドリングインターフェアを取られて、いきなりまさかの敗退を喫してしまいました。そして、ルークが3位以上でフィニッシュすれば、最終戦のパイプラインにワールドタイトル争いが持ち越されるという状況で、注目のルークのクォーターファイナルがスタート! アンディーが緊張して見守る中、終盤ルークは7.7pt以上の1本が逆転に必要という状況に追い込まれました。そして、ラスト10秒で素晴らしいライドを見せたのですが、波がそれ程良くなく、スコアは6.3ptと届かずにそこでタイムアップ…。アンディーが見事ワールドタイトルを獲得しました。
一方、イベントの方は、ジョエル・パーキンソンがクォーターファイナルでこの日のベストシングルスコアの9.5ptを含むベスト2トータル18.5ptを叩き出してセミファイナルへ進出し、パーコはその調子を保ってファイナルまで勝ちあがりました。
同じくファイナルまで進出したのは、リー・ウインクラー、ネイザン・ウェブスター、シェーン・ドリアンの3人。しかし、絶好調のパーコはファイナルでもキレたサーフィンを見せ、この日2回目の9.5ptをスコアし、さらにバレルライドで7.5ptを追加して他3人のファイナリストの追随を許さずこのイベントで勝利を収めました。この優勝でレイティング3位へ上がったパーコは「ハワイで自分を証明できるという事が全て。今年のハワイでは自信も感じているし、パイプラインで良い順位につけてトリプルクラウンで勝てたら良いね。」とコメントしていました。
さて、次のWCTは最終戦のパイプラインマスターズ。
12/8からウエイティングに入ります。
ワールドチャンプコメント集
アンディー・アイアンズ
「今、色々な感情が入り混じっています。今年は信じられない年で、こんな結果になるとは思ってもいませんでした。とにかく、サポートしてくれた友達たちにお礼を言いたい。そして、ママとパパ来てくれてありがとう…お礼を言いたい人がたくさんいます。もちろん、全てのスポンサー、ここに来てくれた皆、そしてガールフレンドのリサ。今は本当に感謝で一杯です。」「ベルズで優勝できた事だけでも夢が叶ったというのに、その後すぐにチョプーで優勝して信じられない1ヶ月の締めくくりだった。昔よくやった間抜けなミスも犯さなかったから、今年は本当に感じが良かった。ちょっと大人になってそのミスから学んだんだと思う。多分これからも失敗はすると思うけど、そこから学び続けて、コンテストに勝ち続けて、夢を生き続けたい。」
ルーク・イーガン
「アンディーは今年最も完成されたサーファーだったし、すぐとなりで見ていて解っていた。彼がチョプーでリップして、フィジーでリップして、そして小さい時でもベストサーファーの1人であるという事を見てきたけども、それがワールドチャンプに成るためには必要な事なんだ。今日彼が手に入れた物は、当然の報いです。」
フィル・アイアンズ(アンディーの父)
「彼は最後まで集中していたし、そして、これは息子が子供のころから目標にしてきた事。その時が来た。それを地元でやるとは…ここに来る為にカウアイから今朝6時のフライトに乗ってきて…。息子はこれで目標を果たした。とにかく感動しています。」
ジョエル・パーキンソン
「アンディーがワールドタイトルを獲得して当然だと思うよ。間違いなくベストサーファーの一人だし、今夜一緒にパーティーするのを待ちきれないよ。俺もパーティーする理由が出来たからね(笑)」
リップカールカップ
オフィシャルリザルト
1st
ジョエル・パーキンソン
(Aus)17.0
-US$30,000
2nd
リー・ウインクラー
(Aus)11.95
-US$16,000
3rd
ネイザン・ウェブスター
(Aus)9.75
-US$11,000
4th
シェーン・ドリアン
(Haw)8.35
-US$9,000
セミファイナル
(1st/2nd→ファイナル;3rd=5位&賞金US$8,500;4th=7位&賞金US$7,500)
SF1:
ジョエル・パーキンソン
(Aus)15.6;
リー・ウインクラー
(Aus)12.0;
ピーターソン・ローザ
(Brz)10.15;
ネコ・パダラッツ
(Brz)10.0
SF2:
シェーン・ドリアン
(Haw)15.4;
ネイザン・ウェブスター
(Aus)15.15;
ジェイク・パターソン
(Aus)12.65;
ルーク・ヒッチングス
(Aus)9.75
クォーターファイナル
(1st/2nd→セミファイナル;3rd=9位&賞金US$5,500;4th=13位&US$4,500)
QF1:
ジョエル・パーキンソン
(Aus)18.5;
ネコ・パダラッツ
(Brz)13.25;
リチャード・ロベット
(Aus)12.4;
ミック・ファニング
(Aus)11.9
QF2:
ピーターソン・ローザ
(Brz)14.0;
リー・ウインクラー
(Aus)6.9;
アンディー・アイアンズ
(Haw)6.25;
シェーン・パウエル
(Aus)3.95
QF3:
ルーク・ヒッチングス
(Aus)15.9;
シェーン・ドリアン
(Haw)11.6;
ルーク・イーガン
(Aus);
テイラー・ノックス
(USA)10.0
QF4:
ジェイク・パターソン
(Aus)14.05;
ネイザン・ウェブスター
(Aus)13.25;
マーク・オキルーポ
(Aus)12.7;
ミック・キャンベル
(Aus)11.0
リップカールカップ後のレイティング
1
アンディー・アイアンズ
(Haw)7,382
2
ルーク・イーガン
(Aus)6,396
3
ジョエル・パーキンソン
(Aus)6,356
4
タジ・バロウ
(Aus)5,932
5
マイケル・ロウ
(Aus)5,744
6
ミック・フ