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新島クイックシルバープロ アンディー優勝!!

2003-06-23 更新
4年ぶりに日本に戻ってきたWCTは、本日(6/23)までに全ての日程を終了。ファイナルはアンディーvsパーコのビラボンチーム同士の戦いでした。

ファイナルdayとなったシークレットPのコンディションは、ハラ~ムネsetカタサイズ。東よりの風の影響で、面ザワつきウネリボヨついたショルダ-のトップが潰されるトロ速いブレイク。小さいサイズでは細かいトリミングからのフロ-タ-など、横へのサ-フィンを強いられてしまう状況でした。

そんな中スタートしたセミファイナル。クォーターファイナルまで好調をキープしていたキーラン・ピロウも、アンディーに格の違いを見せ付けられ、ここで敗退。続いて行われたHeat2には、クォーターファイナルでケリーを撃沈したミック・ファニングがパーコと対戦!ファニングは、1本目のライデングで8.33ポイントの高得点を叩き出すものの、パ-コも形の良いセットを立て続けに掴み、バ-チカルアクションを繰り返し、8.93、9.07ポイントの高得点で逆転!この時点でファニングが逆転に必要なポイントは9.67。ファニングにプレッシャ-を与え続けたパーコが圧倒的な強さでファイナルへ進みました。

そして直ちに行われたファイナルでは、セット狙いのポジショニングをとるパ-コを尻目に、アンディーはインサイドのワイドで掘れた小振りなライトで、ボトムの玉石のことなど頭に無いかの様に、危険なフロ-タ-からエンドセクションではテ-ルを激しくスライドさせるロ-ルインといったマニュ-バ-で、高得点は望まずにコツコツと点を重ねていきます。そして中盤には、珍しくショルダ-の形良く残るレフトでバックサイドストレ-トアップから、スナップを4発入れ、きっちりとショアブレイクまでつなぎ、7.07ポイントを獲得。さすがのパ-コも痺れをきらし、ショートライドしか出来ない波に手を出してしまいます。そして終盤には、今日のベストウェイブともいえる、右奥に入ったライトのセットを残念にもパドルアウト中に眺めるという状況。セミファイナルまでは良い波を待てていたが、アンディーとの心理戦に負け、良い波を逃してしまう結果になりました。
それにしても、変幻自在な戦術、スモ-ル・ビック、ライト・レフトといったコンディションを問わないオ-ルマイティーな強さで死角無しと思わせるアンディーには脱帽でした。
そのアンディーは試合後のコメントで「日本でも勝てると思ってたけど、セミファイナルでのパーコを見て、その自信は薄れたよ。だけど、スモールサイズの波で点数を積み重ねた結果が良かったね!今年はあと8戦あり、まだ半分にも満たないけど、ワールドタイトルも見えてきたよ。既に3勝したから、最後までワールドタイトルを狙っていくだけだね!帰国したらニューボードをゲットして、J-bayにも早めに入るよ。まだJ-bayでは良い結果を残せていないから、次は是非、結果を出したいね!」と次戦に賭ける意気込みを語っていました。

今大会では、メイン会場となっていた、羽伏浦正面のコンディションが悪かった為、Round1以外はシークレットPに移動して行われたのですが、大会関係者を始め、ローカルの方々が、4駆の車で何往復も行き来し、設備、選手達を運んでくれました。そのローカルなど、大会を支えてくれた方々に感謝すると共に、来年もWCTが日本で開催される事を願いたいと思います。
また、今回参戦した8名の日本人サ-ファ-の健闘を讃え、ケリ-がクィクシルバ-クロッシングのカリブ海トリップに招待するとの事でした。

尚、結果は以下の通りです。
1st Andy Irons(Haw)
2nd Joel Parkinson (Aus)
3rd Kieren Perrow (Aus)
  Mick Fanning(Aus)
5Th Cory Lopez(USA)
  Kelly Slater(USA)
  CJ Hobgood(USA)
  Michael Lowe(Aus)