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From BCM.ルール&マナー!

2003-08-15 更新
梅雨明け直後のある日、台風の影響で湘南のリーフポイントにもウネリがヒットしていた。午後からは台風の接近に伴い、強風が予想されていた為か、朝一からクラシカル・ブレイクに狙いを定めたサーファーが多く、混雑気味。
波は頭オーバー~頭半のウネリが規則的にブレイクし、陸には数名のカメラマンも居て、湘南を代表するプロサーファーが鋭いライディングを披露していた。

しかし、いつもとはちょっと違う雰囲気が漂っていた。ピークから某プロサーファーが乗ってきているにも関らず、脇目もふれずドロップイン!更に、ドルフィンスルー・ローリングスルーを出来ないサーファーが沢山いて、オバケsetが入るとロングボードは降ってくるは、スープに押し戻されてくるサーファーは居るはで非常に危険な状態であった。
そんな中、オバケsetを越えられなかったロングボーダーが目の前でスープに乗り、私の方へ突っ込んできたのだ。「危ない!」と思った時は既に遅し・・・サーフボードのレールに大きな穴が開いてしまい、良い波を目の前に、上がる事を余儀なくされてしまった。

ドロップインされた某プロサーファーも「ルール・マナーも知らない人が、ポイントブレイクに入るのは困っちゃうよね~」と・・・。
私を慰める意味もあったのだろうが、その言葉を聞いてハッとした。
自分達がサーフィンをはじめた頃はどのようにしてそれらを覚えてきたのだろうか?先輩サーファーであったり、SHOPだったり…。今やある種メジャーとなったサーフィンは、気軽に始められるレジャースポーツとしての側面も強まっている。先輩サーファーやSHOP、そしてローカルサーファーとの接点も無い人達がほとんどなのかもしれない。楽し過ぎるがために、苦しい一瞬や厳しい場面を忘れてしまう事も多いだろう。
シーズン真っ只中の今だからこそ、皆が再確認をするとともに、周りの人達に伝えていく事が出来ればと思う。
これから台風シーズンは本番を迎えるが、トラブルや怪我のないよう、良い波をGETして欲しい。