アンディー4度目の優勝!
2003-10-13 更新
クイックシルバープロ・フランスのファイナルデーとなった現地時間10/11は、6ftのパーフェクトコンディション。レイティングTOPを走るアンディーが、4度目のタイトルを手にしています。この日はクオーターファイナルから再開。Heat1では好調をキープするタジが、僅差でダニエル・ウィルスを下し、セミファイナルへ。またアンディーやケリーも圧倒的な強さでセミファイナルへ進みました。
セミファイナル-Heat1は、好調のタジがアンディーと対戦しますが、徐々にコンディションを上げてきたアンディーには及ばず、3位という結果に終わっています。
Heat2は、ケリーvsフィリップ・マクドナルド。ケリーは序盤から8ポイント台を連発し、Heatをリードするものの、フィルは終盤に9.33ポイントを獲得!ケリーはアンディーとのレイティング争いを繰り広げるつもりが、ファイナルを前に、フィルに敗れてしまいました。
そのケリーは「僕の予想では、あのポジションに良い波がたつことはないようにみえたんだ。フィルを甘くみていたよ。彼が9.33ポイントを出すなんて予想もしていなかったんだ。アンディーは既に3回優勝していて、僕は2回。この負けはすごく痛いロスだよ。おまけにお気に入りの板がセミファイナルで壊れてしまい、今は少しがっかりしているよ」と悔しさをにじませていました。
また、アンディーに敗れたタジは「良い戦いが出来て、すごくストークしているよ。だけど、レイティングのTOP2の2人は僕よりも良いスコアを出していたから、そんな気持ちを踏み倒された気分だよ(笑)」とコメントを残していました。
そしてファイナルでもアンディーの勢いは止まりません。スタートして僅か6分の間にチューブライディングで8ポイント、また2本目のライディングでは、バレルとフォアハンドスラッシュで、ニアパーフェクトの9.63ポイントを叩き出します。残り7分となった時、板がクラッシュするアクシデントもありましたが、次々と神業的な技を披露したアンディーが勝利を獲得。ケリーとは700ポイントの差をつけ、レイティングTOPを守りました。
アンディーはメディアに囲まれながら「ファイナルまで進むことを狙っていたんだけど、こんなグッドコンディションの中で優勝することができてすごく幸せな気分だよ。僕は2回も最悪なコンテスト結果を招いていて、スタートした時は、すっかり自分のフォームを失ったような気がしていたんだ。だからフランスで調子を取り戻せたことは、嬉しく思う。フィルの功績に対しても本当にハッピーなんだ。彼はすごく良いサーファーで、良い友達。彼がケリーを負かして、僕より良いスコアを出したときは本当に嬉しかったよ。とにかく彼にとってもいい結果が出てよかったと思う」とコメントしました。
一方、惜しくもファイナルで破れてしまったフィルは「波がすごく良くて興奮したよ!でもアンディーの序盤のライディングの後、僕は良い波をキャッチできなくて・・・だけどすごい結果だよ!次へのいいステップになるからね。アンディーは本当のチャンピオンだよ!おめでとうアンディー!」と友人の勝利を祝福していました。
尚、エビアンガールズセッションもウィメンズ・ワールドベスト10により開催され、ロキシープロの代表でもあり、4回もワールドチャンプに輝いているリサ・アンダーソンが素晴らしいフォアハンドで女王の実力をみせ優勝しました。また、先日行われたロキシープロの優勝者チェルシーは3位となっています。
クイックシルバープロ・フランスの結果は以下の通り。
Quiksilver Pro
1st Andy Irons(Haw)
2nd Phil MacDonald(Aus)
3rd Taj Burrow(Aus)
Kelly Slater(USA)
5th Daniel Wills(Aus)
Taylor Knox(USA)
Trent Munro(Aus)
Shea Lopez(USA)
Current Top5 Ratings After Quiksilver Pro France WCT #8/12
1. Andy Irons(Haw)6,960
2. Kelly Slater(USA)6,228
3. Taj Burrow(Aus)5,988
4. Mick Fanning(Aus)5,652
5. Joel Parkinson(Aus)5,568