リップカールCup Round1スタート!
2003-11-30 更新
現地時間11月29日、ハワイ・サンセットビーチにて、リップカールカップのメインRoundがスタート!10~12ftのヘビーなコンディションに加え、かなり激しい雨が降り、波も掴みづらい状況の中、Round1の全てのHeatが終了しています。ワールドチャンプ争いにわずかな望みをつなぐオーストラリアのミックファニングがHeat7に登場。開始早々に9ポイントを叩き出すと、いくつかのチューブをメイクし、7.67ポイントを獲得!この連続して出した2本の波で、16.67ポイントというこの日のトップスコアでRoundアップを決めています。
ファニングは「プレッシャーは全然なかった。いつものように楽しんでいこうと思っていたんだ。アウトは少しトリッキーだけど、僕は楽しめたし、いくつか乗れる波はあるよ。レイティングでは3位にいるけど、出来れば上に行きたい。それか、このままこの位置をキープできればいいな」と彼らしい謙虚なコメントを残しました。
そしてレイティングでトップを走るケリーは、トライアルから勝ちあがってきたマノア・ドレット、ジェイク・パターソンと対戦。ホローなインサイドのボールセクションでキレのあるライドをみせ、余裕の1位通過!Round3へジャンプアップを果たしています。
ケリーは「このイベントにむけ、ここで何回かセッションをしてきたんだ。だから、そこで掴んだことを生かそうとしていたんだ。ラッキーなことに、それを生かすには十分すぎる波があって、波の取り合いになることもなかった。アンディーが次のHeatで待機している時、いい結果で勝ち進むことはいいね(笑)。彼達にプレッシャーを与えることができるよ」とコメントしました。
そのアンディーのHeatは、地元同士の対決。カラニ・ロブと昨日ワイルドカードをゲットしたラブ・ホーデルとの対戦でした。アンディーはHeatスタート直後に板がクラッシュしてしまうというアクシデントがありましたが、すぐにHeatに戻ると次々とハイスコアを叩き出し、Round3へ進みました。アンディーにとって、ケリーとのポイント差は700あり、一つ一つのHeatでハイスコアを出すことが重要なことになっています。
アンディーは「波は良かったよ!僕はバレルを見つけようとしていたんだ。最初の波で板が壊れてちょっとナーバスになっていたけど、それを取り除くためにも波を取らなきゃって思っていたんだ。今までサンセットでは、今回のHeat以上に波をキャッチしたことはなかったよ。結局30分間で11本の波に乗れたんだから、幸せに思わなきゃ!僕はとにかくHeatに集中することに神経を注いだんだ。やっぱり、Heat中は相手のことを考えちゃうし、このHeatに勝てば、ライバルに近づくなって考えるのも仕方ない。でも、僕はいつもそう思わないようにしているんだ。33位じゃなくて良かったと思うんだよ」と語っていました。
その他、ディフェンディングチャンプのジョエル・パーキンソンはフィル・マクドナルドと、昨日のトライアルで見事に優勝したジョエル・センティオと対戦。Heat中はマクドナルドに8.33ポイントの高得点を出されるものの、パーコも逆転に必要な6.17ポイントを叩き出し、逆転でRoundアップを決めました。
パーコは「何か優勝した気分だよ(笑)。僕は大きな板を選んだけど、去年とは全く違うスウェルだったんだ。ジョエルは僕が思うにベストサーファーの一人だから、本当に彼と対戦することは怖かったんだ。でも最初のHeatに勝つことができて本当に嬉しく思うよ」と喜びを表していました。
また、ワールドチャンプ争いの中にいるタジ・バロウは、トレント・ムンロに破れ、ルーザーズRoundへ進んでいます。
それではまたの続報をお楽しみに!