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Billabong Pro J-Bay Round3終了

2004-07-18 更新
現地時間7月17日(土)。南アフリカ・ジェフリーズベイの素晴らしい波を舞台に、ビラボン・プロのRound3の16heat全てが行われました。波は一日を通してクリーンな4-6ft。ビーチには、世界のトッププロの技を観るために大勢の観客が集まりました。

この日の一番の注目カードは、ワールドチャンプのアンディ・アイアンズと地元南アフリカのショーン・ホルムズとの"因縁"の対決。過去2年の同じ大会でアンディはショーンに連敗しています。
まずはショーンがプライオリティを使って最初のsetを掴み大きなマニューバーを連続で織り込みながらメイクすると、すぐ後ろの波にアンディがテイクオフ。力強いトップターンを2度入れた後でバレルにプルインし、見事にチューブを抜けて大歓声を浴びました。アンディのこのライディングには今大会最高の9.93Pというパーフェクトに近い点数がつき、ショーンにとっては大きなプレッシャーとなりました。
ラスト7分で7.61Pが必要という状況の中、辛抱強く波を待った甲斐があり、ショーンの前にとうとうsetが入りますが、最後のライディングにつけられた点数は7.00P。惜しくも逆転には届きませんでした。

報道陣に囲まれたアンディはこうコメントしました。
「ようやくだよ。この2年間はショーンに連敗したことがずっとひっかかってたんだ。ショーンは偉大なコンペティターで、良い波をどこでどう待ったらいいのかを知ってる。ショーンに敬意を表したいね。でももう今年で引退してくれないかな、そうすれば来年は彼と当たらなくて済むから(笑)。
ワイルドカードを相手にするのってホントに大変なんだ。終わって一安心さ。でもショーンが最後の波に乗ったときにはビビッたよ。だってまるで10.0P出したんじゃないかと思えるほどの大歓声が聞こえたから。接戦になるとは覚悟してたけど、スコアを聞いたときにはマジでホッとしたね。」

昨年の優勝者であるケリー・スレーターは、ただ1人残っていたVonZipperのワイルドカードのビード・ダービッジを相手に、華麗なショーを演じて見せました。ケリーは終始ゲームをコントロールし、極太のマニューバーと長いフローターでリードを確実にしました。ダービッジも大きなエアリアル系のマニューバーで観衆を沸かせましたが、最終的にはあと7.78P足りないという結果に終わりました。

「きっと彼はビッグエアを決めてから波を乗り継いで行くのが狙いだったはず。」とケリーはダービッジの戦略について述べました。「今回は成功しなかったけど、彼はスゴいエアリアル・ライダーなんだ。場合によってはかなりの高得点が出たかも知れないよ。
まだコンテストは序盤戦。これからもヒートを勝ち上がっていかなくちゃ。だからアンディのことはまだあまり意識したくない。去年と基本的に同じデザインのボードに乗ってて、調子いいんだ。この大会であと4ヒート残ってるし、なんとか勝ちたいと思ってる。今はそのことに集中するだけさ。」

その他では、パーコことジョエル・パーキンソン、サニー・ガルシア、オッキーことマーク・オクルーポらが順当に勝ち進み、唯一残っている地元アフリカ出身者のグレッグ・エムスリーもタジ・バロウを破ってRound4に進出。また現在ツアーレイティング5位のダミアン・ホブグッドはオージーのルーク・ヒッチングスに敗れて姿を消しました。

それではRound4以降の続報をお楽しみに!