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WCTフランス・Round1終了!

2004-09-28 更新
現地時間9月27日(月)、フランスはSeignosseで開催中のWCT第8戦「クイックシルバー・プロinフランス」のRound1のHeat4~16が行われ、トライアルから勝ち上がってきたジョナサン・ゴンザレス(カナリア諸島)が、現在ツアー4位のジョエル・パーキンソンを破るという番狂わせを演じています。

今朝の"La Guardians"には掘れた4-5ftの波がブレイクしていましたが、もっと北にある"Le Penon"ではレギュラーのファンウェイブで世界のトップサーファーたちが思う存分のライディングを見せ付けていたため、ハイタイドの到来とともに主催者側はコンテスト会場を移動することになりました。

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■ゴンザレスがパーコに勝利!

カナリア諸島出身のジョナサン・ゴンザレスは、オージーのジョエル・パーキンソンとリッチー・ロベットを破って快進撃を続けました。24歳のゴンザレスは、ツアーの先輩たちを向こうに回して8.5Pという高得点を出し、直接Round3へと駒を進めたのでした。前節カリフォルニアでのWCTイベントで優勝している"パーコ"ことジョエル・パーキンソンは、このワイルドカード選手に追いつくことが出来ず、"敗者"同士が争う恐怖のRound2へと進まざるを得なくなりました。

「トライアル・ラウンドはすごくハードだったよ。だってヨーロッパのベスト・サーファーたちに加えてデイン・レイノルズ(=前節でアンディ・アイアンズを破ったカリフォルニア出身のアップカマー)までいたんだから。」とゴンザレス。「でも、だからこそトライアルで優勝出来たことがすごく自信になったんだ。ジョエルに勝ったなんて信じられない! 人生最高の結果だよ。この大会では本当にいいサーフィンをしたいんだ。ヨーロッパのサーフィンにとってはとても大事な大会なんだ。オーストラリア、アメリカ、ブラジルの選手たちの様に、僕らもレベルを上げていかなくちゃ。」

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■トム・カレン、アンディに惜敗

2年連続ワールド・チャンプのアンディ・アイアンズは、ワイルドカードのトム・カレンとコリー・ロペスとを、Heat開始早々に退けてみせました。現在のツアーリーダーでありこの大会のディフェンディング・チャンピオンでもあるアンディは、バックサイドでの2本の長いチューブライディングを立て続けに決めて、最後まで逃げ切れるだけの点差をつけました。前節のカリフォルニアでは33位敗退という珍しい失敗に終わったアンディでしたが、フランスではRound2をスキップすることに成功しました。

過去3度のワールド・チャンプでありフランスに住んでいたこともあるトム・カレンは、アンディを逆転するためには9.41P必要という状況でHeatの終盤を迎えましたが、最後には彼の名声に相応しい良い波を見つけ出し、ビーチまでロングライドしてメイクして見せました。しかし逆転までにはわずかに足りない8.1Pに終わったのでした。カレンは良き友であるケリー・スレーターからのオファーによってこのクイック・シルバー・プロに出場することを承諾しましたが、次のRound2ではジョエル・パーキンソンとの対決というとても楽しみなHeatが待っています。

「ラインナップにトムがいるっていうのは、いつでも嬉しいことだよ。」とアンディはカレンとのHeatを振り返りました。「トムは僕が好きなサーファーの1人なんだ。滅茶苦茶いい波ってわけじゃあ無かったから、運も必要だった。数少ないいい波を見つけられた僕はラッキーだったよ。
過去2年間、ここ(WCTのヨーロッパ・ラウンド)ではいい結果が出せてるから、今回も楽しみなんだ。前回(のカリフォルニアで)早々と負けたことは、僕にとっては良かったと思う。6度のコンテストで全部5位以上なんていう絶好調すぎる状態だったから、33位になったことで、いい意味で謙虚になれた。この大会に対しても、よりハングリーな気持ちで取り組めている。同じ間違いは2度とはしないつもりさ。」

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■ケリーも好スタート!

6度のワールド・チャンプになったことのあるケリー・スレーターは、フランス人のワイルドカードであるフレデリック・ロビンとパット・オコーネルとを破り、会場が"Le Penon"に移動したあとのオープニング・ヒートを制しました。序盤にはロビンのチューブライドによってリードを許していましたが、フロントサイドの安定したカービングで応戦し、逆転しました。

「いいレギュラーが入ってるんだ。会場を移動してくれて良かったよ。」とケリー。「フレッド(=フレデリック・ロビン)が2本のチューブライドでいいスタートを切ったけど、必要なスコアを出すだけのフェイスの張ったフロントサイドの波を見つけることが出来たよ。
この大会はひょっとすると今年一番重要な大会になるかも知れない。良いスタートを切って勝ちパターンを作れたし、ボードの調子がいいことを確認出来たから良かった。フランスでは、潮の干満やサンドバーの状態で状況が大きく変わるから、コンディションの変化に常に注意を払っていなくちゃダメ。それにしても、ここの観客たちの応援は素晴らしいね。」

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■ハーディーが9.5P

ブラジリアンのギラーミ・ハーディーは、この日の朝の最初のHeatでパーフェクトに近い9.5Pのチューブライドをメイクし、オージーのジェイク・パターソンとルーク・ヒッチングスを下しました。グーフィー・フッターであるギラーミは、速いブレイクを見せていたグーフィーの波のバレルの中に滑り込み、ビーチの観衆と仲間たちとの大歓声を浴びながらそのチューブを抜けました。一方でジェイクはそのHeatの中でボードを折ってしまいました。

「ほとんどの波がクローズアウト状態だったから難しかったよ。でも幸運にもあのいい波の正しいポジションにいることが出来た。」とギラーミ。「ダブルアップしてきて、出来るだ