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トム・カレンが姿を消し、上位陣も次々敗退!!

2004-09-29 更新
現地時間9月28日。フランスはSeignosseで開催中のWCT第8戦「クイックシルバー・プロ」において、Round2の全16Heatが終了、多くのトップシード選手たちが姿を消しました。

"La Guardians"のすぐ南にある"Les Culs Nus"(ハセゴーのヌーディスト・ビーチ)では、この日の朝、掘れた4ftの波がブレイク。潮が上げるとともに、主催者側は再び会場をより北に位置する"Le Penon"に移動することとなりました。

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■パーコがトム・カレンに快勝!

この日のオープニングHeatでは、ツアーランク4位のジョエル・パーキンソン対、かつて3度のワールドチャンプに輝き今回はワイルドカードとして出場のトム・カレン、という注目の対戦が実現。パーコがカレンに勝利しました。このHeatの波は、ロングライド可能な掘れたレギュラーのブレイクとなり、2人のスタイリッシュなサーファーのためのパーフェクトな舞台が整いました。30分のHeatの開始から15分までは、運悪く2人とも良い波に乗れませんでしたが、パーコがまず6.83Pでリードをとり、続いてフロントサイドでの大きなカービングからきれいなチューブを抜け、最後に2発当てるライディングで9.17Pを出し、一気に差を広げました。カレンも乗った波では見事なライディングを見せていましたが、最終的には9.17P及ばないという結果となりました。

「僕にとってとても大きな意味のあるヒートだったよ。」とパーコ。「トム・カレンは僕の子供時代のヒーローで、僕の好きなサーフ・ムービーは"Searching For Tom Curren"なんだ。ヒートの前のウォーミング・アップでトムの1・2本のライディングを見て、ちょっとナーバスになっちゃったよ。だって凄いリップしてるんだもん。僕はあのいい波に乗れて、トムにはああいういい波が回って来なかったんだから、ラッキーだったよ。お陰さまでなんとか切り抜けられたよ。」

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■地元のリビエールがラウンドアップ!

WCT唯一のフランス代表であるエリック・リビエールは、この朝、地元の観衆に元気を与える活躍を見せました。ウェスタン・オーストラリア出身のジェイク・パターソンとのHeatではやや波が悪かったものの、ブラジル生まれのフランス人であるリビエールは、上手くプライオリティ(優先権)を使いこなして試合を有利に進めて見せました。"ジェイク・ザ・スネイク"の異名をとるパターソンは、良いレギュラーの波を掴んだにもかかわらず、リビエールを上回ることが出来ずに、今シーズン二度目の33位に甘んじることとなりました。一方、現在ツアーで45位のリビエールにとっては、自己ベストに並ぶ結果になっています。

「いままでロクなヒートをメイクしてなかったから、とても嬉しいよ。地元が一番だね。」とリビエール。「友達がいろいろサポートしてくれるから、ここでの大会は特別なんだ。ヒート中にはあまり波が来なかったけど、終盤ではあとたったの3.0Pで逆転出来る状況だった。だからプライオリティが僕に変わってから、小さ目のレギュラーを狙うだけで必要な点を出せたんだ。その次のセットでジェイクが高得点を出すと思ったのだけど、そうはならなかった。ラッキーだよ。今年はほんとに僅差でたくさんのヒートを落としてきたけど、やっと自分のペースが掴めてきた。残りのコンテスト期間も良い波が続くことを願いたいね。」

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■46位のダルトロも勝利!

ブラジルのアルマンド・ダルトロが、ツアー6位のダミアン・ホブグッドに勝利してもう一つの番狂わせを演じました。現在46位のダルトロもまた、今年未だにRound3を突破出来ていない選手で、次に当たる、過去6度のワールド・チャンプであるケリー・スレーターとの対戦にその望みをかけています。

「ラウンドアップ出来て嬉しい。」とダルトロ。「いつだって上位の選手に勝つのは難しいんだ。でもベストを尽くして、自分自身のサーフィンだけに集中するようにしてる。ダミアンとのヒートでは、序盤でラッキーにも良い波に乗れたから、その後リラックスして次の良い波を待てたんだ。次の相手はケリーだから、もちろん厳しいヒートになるね。」

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その他では、1999年のワールド・チャンプである"オッキー"ことマーク・オクルーポはランキング44位のルーク・ヒッチングスにまさかの敗退。一方で、2000年のワールド・チャンプであるサニー・ガルシアは9.17Pのライディングで絶好調ぶりを見せ、Round3へと進んでいます。

Quiksilver Pro France
Round2
(1st>Rnd3; 2nd=33rd receives US$3,400)

H1:
Joel Parkinson (AUS) 16.0
def. Tom Curren (USA) 13.16

H2:
Nathan Hedge (AUS) 14.5
def. Frederic Robin (FRA) 10.0

H3:
Armando Daltro (BRA) 13.6
def. Damien Hobgood (USA) 9.67

H4:
Eric Rebiere (FRA) 10.03
def. Jake Paterson (AUS) 9.33

H5:
Luke Hitchings (AUS) 12.5
def. Mark Occhilupo (AUS) 9.76

H6:
Luke Egan (AUS) 15.57
def. Beau Emerton (AUS) 11.83

H7:
Daniel Wills (AUS) 17.1
def. Toby Martin (AUS) 12.76

H8:
Raoni Monteiro (BRA) 12.84
def. Taylor Knox (USA) 12.43

H9:
Lee Winkler (AUS) 13.67
def. Greg Emslie (ZAF) 11.54

H10: Marcelo Nunes (BRA) 13.83
def. Paulo Moura (BRA) 9.06

H11:
Neco Padaratz (BRA) 15.6
def. Cory Lopez (USA) 14.44

H12:
Victor Ribas (BRA) 11.5
def. Pat O'Connell (USA) 8.17

H13:
Tr