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WCTブラジルR2/アンディとパーコが揃って敗者復活?!

2004-11-08 更新
現地時間11月7日(日)。ブラジルはフロリアノポリスのJoaquinaにて開催中のWCT第10戦「ノバシン・フェスティバル 2004」のRound2の全Heatが行われました。会場はクルマで1時間以上南にあるImbitubaに移動となり、地元ブラジル出身で現ワールド・ジュニア・チャンプのアドリアノ・デ・ソウザが番狂わせを演じ、ますます彼自身の評価を高めた他、ワールド・チャンプの座を争うアンディ・アイアンズとジョエル・パーキンソンがともにRound2を抜け出したため、レースはさらに続くこととなりました。

今朝のJoaquina(=メイン会場)は南東からの強いオンショアと3ftのジャンク気味な波というコンディションでしたが、この日にR2が行われたImbituba(=ケリーが去年のこの大会で優勝した場所)には、一日を通じて4-6ftのレギュラー・グーフィー両方の波が入っていました。

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■ブラジルのワールド・ジュニア・チャンプが快進撃

サンパウロ出身で18歳のワイルドカード、アドリアノ・デ・ソウザは、現在ツアー9位のジェイク・パターソンと対戦し、レギュラーの波での8.83Pの素晴らしいライディングで進撃を開始! 小さなレギュラー・フッターであるソウザはいとも簡単にチューブを抜け、自信に満ちたライディングでビッグ・マニューバーを描き、さらなる6.67Pを加えてリードを確実にしました。パターソンは必要だったあと8.34Pが出せずに33位に終わりました。ワールド・ジュニア・チャンプのソウザは、次のラウンドで待望のケリー・スレーターとの対戦となります。

「スゴく嬉しいよ。ジェイク・パターソンとのヒートに勝ったなんて。」とソウザ。「ワイルドカードとしての僕にとって初めてのWCTなんだ。次のラウンドでは絶対にハードなヒートになるけど、すごく大きな経験だよ。ワールド・ジュニア・チャンプとしてこの大会に出られることを感謝したい。ブラジルのサポーターに後押しされてるからとても心強いよ。」

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■アンディがインターフェア?!

2年連続ワールド・チャンプのアンディ・アイアンズは、ローカル・ワイルドカードのヒカルド・オルティスとの対戦の開始早々、危うくインターフェアの反則を取られそうになりました。二人は同じ最初の波に同時にパドルしてボードに立ち上がりましたが、その波がグーフィーに形良く割れ始めたためにアンディはプルアウトすることとなり、ラッキーにも妨害の反則を犯さずに済みました。しかしこの危ないスタートの後には、高得点となる2本のグーフィーの波を捉えて勝ちを確実にしました。明日はRound1で後塵を拝したラファエル・ベッカーとの再戦がまっています。

「やっちゃいそうになったよ。」と開始早々の状況についてアンディは振り返りました。「ヒートが始まってレギュラーの波に注目してたんだ。でもあの波はパーフェクトなグーフィーに掘れてきて、そしたら相手がインサイド側にいたんだ。ホントに大きな間違いをしてしまうところだった。でもラッキーにも妨害せずに済んだ。この場所で出来て嬉しいよ。波が良かったからね。去年と全く一緒だね。

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■パーコは実力どおりに勝ち上がる

現在ツアー2位につけているジョエル・パーキンソンはブラジルの国内チャンピオンであるレナト・ガルバオと対戦しました。パーコは、彼自身がワールド・タイトル争いに望みをつなげるかどうかに観客全体が注目する中、いきなり8P以上のライディングを2本重ねて力を見せつけます。パーコがハワイでタイトルを勝ち取るためには、まずこの「ノバシン・フェスティバル」に優勝しなければならず、アンディが5位以下に終わってくれることも同時に必要です。Round3でパーコに挑戦するのはワイルドカードのタニオ・バレットです。

「今朝はいいウォーミング・アップのサーフィンが出来たから、自信があったんだ。」とパーコ。「今日アンディにタイトルを渡すつもりなんて無かったし、明日もそんなことは無い。だから僕は前進を続けなくちゃ。今朝はコンディションがどんどん変わったから、あのレギュラーの2本をオープニングで乗れて良かったよ。
普段どおりの大会だと思って臨んでるんだ。タイトル争いのことは考えない。でもハワイにまで持ち越したら、どんな気持ちになるのかわからないな。それまでレースを続けられたら、タイトル争いのことも考えちゃうかも(笑)。」

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その他では、地元ブラジルのベテラン、ファビオ・ゴウベイアやレナン・ホシャらがRound3に駒を進め、オージーのボウ・エマートンとハワイアンのカラニ・ロブが同じく9.33Pというこの日のベストスコアを出して勝ち上がっています。

Round3以降の経過につきましても、情報が入り次第お伝えしていく予定です。
お楽しみに!


Nova Schin Festival
WCT Brasil 2004

■Round2結果
(1st>Rnd3; 2nd=33rd receives US$3,400)

H1:
Andy Irons
14.67
def.
Ricardo Ortiz
8.67

H2:
Joel Parkinson
16.94
def.
Renato Galvao
13.4

H3:
Nathan Hedge
10.9
def.
Odirlei Coutinho
10.6

H4:
Adriano de Souza
15.5
def.
Jake Paterson
12.84

H5:
Phil MacDonald
13.83
def.
Leonardo Neves
8.33

H6:
Fabio Gouveia
10.34
def.
Taylor Knox
6.9

H7:
Renan Rocha
11.33
def.
Lee Winkler
5.27

H8:
Cory Lopez
14.67
def.
Eric Rebiere
10.27

H9:
Beau Emerton
16.16
def.
Pat O'Connell
10.6

H10:
Kalani Robb
15.16
def.
Luke Hitchings
13.03

H11:
Armando Daltro
11.44
def.
Victor Ribas
5