JPSAロングボード第1戦『スリランカロングボードプロ』終了!
2010-03-25 更新
3月20日〜23日にJPSAジャパンプロサーフィンツアー2010ロングボード第1戦『スリランカロングボードプロ』がBCMのWorld Wide Wave(海外波情報)でもお馴染みのスリランカのヒッカドゥアで開催されました。
四半世紀以上も続いていた内戦が集結したスリランカでは平和が戻り、穏やかな気候と豊富な波を求めてビジターが増えています。ハイシーズンのヒッカドゥアにはコンスタントに南よりのウネリがヒットし、コンテスト期間中は素晴らしいコンディションに恵まれていました。
初日の20日(土)は頭半のセットが入る中、男女共にプロトライアルが行なわれました。
プロトライアルを勝ち上がり、プロ資格の条件であるメインラウンドのR1抜けを果たしたのは、男子が森本雄大、野田一明、高橋健。女子が櫻井亜紀、山形麻維、寺内優佳、阿隅由香里。
なお、メインラウンドのR1が行なわれた21日(日)はスリランカローカル総勢20名による親善試合が行なわれました。
コンテスト3日目となる22(月)もウネリは十分に残り、風も弱く、ライト・レフト共にパーフェクトなコンディションの中、シード選手が登場するR2がスタート!
2009年のグランドチャンピオン、森大騎がプロ資格を得たばかりの森本雄大などを相手に3位敗退という波乱がありましたが、喜納元喜、ユージン・ティール、秋本祥平、吉川祐二、尾頭信弘、ケコア・ウエムラなどはハイスコアを出して順当にR3へコマを進めていました。
なお、プロトライアルの敗者復活戦を勝ち上がり、メインラウンドのR2を抜けた原田耕大、関口学、斎藤裕、野田雅生が新たにプロ資格を手に入れました。
R2の3人ヒートから4人ヒートに変わったR3では、接戦が多く、見応えがある戦いに。
R2で17.00のハイエストヒートスコアを出したケコア・ウエムラを始め、喜納元喜、吉田英司、SHINJO(新城譲)などが好調さをキープしてQF進出を決めていました。
この日は女子のQFまでのヒートが進行し、H1では2009年グランドチャンピオンの割鞘ジュリ、廣澤幸子が揃ってトータル10pt台をメイクしてSFへ。
H2は2009年2位の植村未来とプロトライアルの敗者復活戦からクレジットされた内田一音が接戦を制して内田一音はプロ資格の条件もクリア。
小熊明美、古市陽子がH3を勝ち上がり、6名がファイナルを目指してSFを戦うことになりました。
ファイナルデイとなった23(火)で最後に残ったのは秋本祥平とケコア・ウエムラの二人。両者共に華麗なノーズライドとロングボードの域を越えたハードなリップを絡めたライディングを繰り返していましたが、トータル11.50を出した秋本祥平が第1戦を制しました。
女子のファイナルは4人ヒートながら、2009年のタイトルレースと同じく割鞘ジュリと植村未来(写真上)の二人が格上のサーフィンを見せてマンオンマンのような戦いに。
譲らずの展開でしたが、植村未来がトータル14.75で割鞘ジュリを抑えて優勝!
今シーズンもこの二人が女子ロングボードを牽引していくのだろうと感じさせた1戦でした。
JPSAロングボード第2戦は5月15日〜16日に千葉南の千倉Pで開催される『RealBvoice千倉プロ』。その前にはJPSAショートボード第1戦『ガルーダ・トラベルシーンプロ』が4月14日〜17日(プロトライアルは13日)にバリ島のクラマスで開催される予定です。
JPSAロングボード第1戦
『スリランカロングボードプロ』結果
1位 秋本祥平
2位 ケコア・ウエムラ
3位 石川剛、喜納元喜
女子
1位 植村未来
2位 割鞘ジュリ
3位 小熊明美
4位 廣澤幸子
JPSA公式サイト
http://www.jpsa.com/(PC用)
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)