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「チマジャトリップ2010GW①」

2010-05-11 更新
皆さん、お久しぶりです。半年振りにサーフトリップに出掛けることが出来たので、レポートさせて頂きます!良かったら、最後までお付き合いください。

現在、僕はスキーウェアの輸入販売が仕事なので、冬は山でスキーやスノーボードをする機会が多い。今年の冬は雪も多く、例年より寒い日が多かったように思う。
冬の間もサーフィンを忘れないように何度か海に出向いてはみたが、寒さにメゲてほとんど波に乗ることができなかった...。
こんな感じでなんとなくサーフィンから遠ざかり、そのままやめてしまう人が僕の周りには何人もいる。

彼らは僕にとっての反面教師。
意を決して3月のある日。妻と友人に、「GWに休みをとろうと思うけど、僕らの行ったことがないウェストジャワに行かないか?」と提案したところ、「一緒に行く!」との返事。
妻に僕の2歳の娘の帆七(ハンナ)、最近一緒に旅行している歯医者の須藤ちゃん、そして、スキー仲間で波乗り歴2年の保知夫婦の6人が今回のメンバーに決まった。

帆七は2歳にして、安全牌のオーストラリアを始め、ちょいと冒険のスリランカ。そして、今回と3回目の海外旅行だ。僕は18歳まで海外に行ったことがなかったので、低価格で海外旅行に行けるなんて随分と時代が変わったものだと思った...。

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まだ少し肌寒い4/28に格安航空券で「台北→香港→ジャカルタ」を12時間かけて移動。
ヨーロッパへの移動に比べるとトランジットで体を動かせるため、12時間のフライトでもそれほどタフではない。
僕らの乗ったチャイナはJALの値段の半額。その上、スチュワーデスも美人が多くて食事もまぁまぁ。何よりサーフボードのチャージが無いのがサーファーには嬉しい。

ジャカルタの空港を降り立つと、インドネシア独特の暑さとガラムの匂いに気分も盛り上がる。
空港からさらに車に乗り換え、4時間の道のりでやっと目的地のチマジャに辿り着いた。
僕たちは素早くチェックインを済ませ、明日の朝に備えて泥のように眠りについた...。

移動時間の半分を睡眠に費やしていたので、翌日は朝6時に目を覚まし、目の前のチマジャポイントをチェックしにいった。
波は胸位のサイズがあるものの、潮が上げて今一つの厚いブレイク。
横で腕を組んで波チェックしていたローカルの少年と目が合ったので話かけると、「今日はビーチブレイクの方ができそうだ」と教えてくれた。
ついでに日本で友人に教えてもらったアグースというローカルの名前を聞くと、「あとで連絡しといてあげるよ」とこれまた親切。

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一度部屋に戻り、家族と合流して朝食をとっていると、先程のアグースというローカルが登場した。僕の友人の名前を伝えると、嬉しそうに笑顔を見せてウェストジャワの波について色々と教えてくれた。

チマジャは波の小さいときのハイタイドはブレイクしにくいから、「今日はビーチに行った方が良い」と教えてくれた。
朝食を済ませると、早速サンセットというビーチブレイクに連れていってもらうことにした。宿から約15分の距離にあるこのビーチブレイクの波質は千葉の一宮近辺に似ている。
サンドバーがところどころにあって、切れた波が入ってくるのだ。

妻と交代で帆七の遊び相手をしながら海に入った。妻は久しぶりの海なので、体力が持たずに1時間ほどでギブアップ。バトンタッチされてから、5本位テイクオフしたところで、潮がどんどん引いてきてあっという間にクローズアウト状態になってしまった...。

それでも、ウェットスーツと無縁で何時間入っていても腰が痛くならない暖かい水温は、それだけでも贅沢。横目に見るアグースは体の線は細いが、波を滑るラインは太く、しっかり縦のサーフィンをするベテランだった。
「うーん羨ましい」と僕らは口を揃えた。
帆七はワロン(海の家)の日陰で話しかけても無視するくらい砂遊びに夢中で大満足のようだった...。

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チマジャトリップはまだまだ続きます!
次回の「One Earth」をお楽しみに!

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