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6スター『SriLankan Airlines Pro』終了!

2010-06-25 更新
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内戦が終わったばかりのスリランカで初のASPイベントが開催!
ジュリアン・ウィルソン(AUS)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、メイソン・ホー(HAW)、アリッツ・アランブルー(EUK)を始め、多くのトッププロがエントリーした6スター『SriLankan Airlines Pro』が現地時間6月24日に終了しました。

ファイナルデイは前日よりサイズアップした4-6ftレンジのグッドコンディションに恵まれ、ジュリアンとナット・ヤング(USA)がマンオンマンのファイナルに進みました。
1本目の波で7.00をスコアしたジュリアンは6.50のバックアップスコアを重ねて主導権を握り、ナットに隙を与えません。後半にはダメ押しの7.33を決めてトータル14.33(ナットは8.83)で勝利を手に入れました。
「オレも含め、ここに来た全てのサーファーが素晴らしいイベントだったと思っている。毎日凄い波で、まるでオレの住んでいるヌーサ(オーストラリア北東部)みたい。いや、ここの方がもっと安定しているかな。この理想的な結果で、怪我で休んでいた分の借りが返せた。自信満々でUS Openのためにカリフォルニアへ向かうよ!」とジュリアン。

19歳の時に前人未到のエアリアル通称「スシ・ロール」で世界中のサーファーから注目を浴びたジュリアン。すでにワイルドカードでASPワールドツアーにも数戦出場しており、ヒートではケリー・スレーターを抑えたこともあります。現在22歳のジュリアンはやっと本気でクオリファイを目指すようになりましたが、怪我に悩まされてしまい、今イベントを含めて僅か3戦しか消化していません。
トータルでも79位と低迷しているものの、シーズンを通してのベスト8戦でランキングが決まるシステムのため、6スターやプライムイベントで良い成績を重ねればクオリファイの可能性は十分にあります。

ジュリアンの次の狙いは8月2日〜8日にカリフォルニアのハンティントンビーチで開催されるプライム『US Open of Surfing』です。
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(ファイナル終了直後のジュリアン)

一方のナットは、まだ19歳でジュニア枠の選手。カリフォルニア・サンタクルーズ出身で、すでに優勝を手にしたこともある超有望株。オーストラリアのレジェンドと同姓同名なので、勘違いされる方もいると思いますが、全く関係はありません。
ファイナル終了後のインタビューでは、「この1週間は驚きの連続だった。ファイナルまで進めたのも本当に嬉しいことさ。ファイナルでジュリアンを負かす唯一の方法は、とにかく良い波を2本乗ってスコアを上げることだけだった。彼は1週間を通してズバ抜けていたからね。勝ちたかったし、悔いが残るミスもあったけど、結果には満足しているよ」と話していました。

なお、日本からも辻裕次郎、黒沢賢一、田中樹&ジョー、高梨直人、松岡慧斗、田嶋鉄兵、大澤伸幸の8人がエントリーしていましたが、Round Of 24まで進んだ田嶋鉄兵の17位が最高位。
トータルでは176位になっています。

世界中に配信されたライブ中継で、波のクオリティの高さを示したアルガンベイ。
BCMではWorld Wide Wave(海外波情報)で毎週波情報を更新しているので、興味がある方はチェックしてみて下さい。

ASP6スター『SriLankan Airlines Pro』結果
1位 ジュリアン・ウィルソン(AUS)
2位 ナット・ヤング(USA)
3位 ジェイク・シャープ(AUS)、ドリュー・コートニー(AUS)

『SriLankan Airlines Pro』公式サイト
http://www.srilankanairlinespro.com/(PC用)

photo: ASP Covered Images

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