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ASPワールドツアー第6戦『Hurley Pro』がスタート!

2010-09-13 更新
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9月上旬に終了した『Billabong Pro Teahupoo』から約1週間のインターバルを開けてカリフォルニアのローワー・トラッセルズでASPワールドツアー第6戦『Hurley Pro』が開幕!
ウェイティングピリオド初日の現地時間9月12日に早くもR1のゴーサインが出されました。

この日のローワー・トラッセルズの波は前日から入った新しいサウススウェルで3-4ftレンジのサイズ。日中は風の影響が入ったものの、玉石の上でブレイクする波は十分にリッパブル!
夕方までヒートが進行し、R2のH5までのスケジュールが終了しました。

今回はTOP32と4人のワイルドカード、計36人のフォーマットで行なわれる初めてのイベント。人数が減ったことで時間の短縮が図れるため、今までのR2の敗者復活戦に加えてR4の後にもう一度敗者復活戦が行なわれます。

日曜日ということでファミリーを中心に多くのギャラリーで賑わう中、オープニングヒートとなったクリス・デヴィッドソン(AUS)、デーン・レイノルズ(USA・写真上)、ルーク・マンロ(AUS)のカードから白熱した戦いに!
このヒートはクリスが僅差で勝ち上がったものの、R2でデーンが見せたサーフィンはまさに新世代。
対戦相手のコロヘ・アンディーノ(USA)にツアーの洗礼を与えるようにコンビネーションスコアの圧勝でR3進出を決めました。
「彼(コロヘ)との対戦はナーバスになったね。キッズとやるのは苦手なんだ。Davo(クリス)みたいな奴と対戦する時はある程度の予想が出来る。いつも見ているからね。コロヘはオレが他の選手に対してやるような予想外の動きをする。それもナーバスになった理由の一つさ。でも、意外と素直に良いセットを何本か乗れて上手くいったよ。セットの2本目が常にナイスウォールだったかな」とデーン。

デーンが叩き出した9.37ptとトータル17.70ptは初日のハイスコア&ハイエストヒートスコア。
まるでフリーサーフィンのようにローワー・トラッセルズの波を切り刻むデーンは、この日一番のエンターテイナーだったと言えるでしょう。

ちなみにコロヘは、サンクレメンテの番長ディノ・アンディーノの息子でまだ16歳。今イベントはワイルドカードでのエントリーでしたが、数年後には正式なメンバーとしてワールドツアーの舞台に立つかも知れません。

新世代のサーフィンと言えば、ブラジル戦で優勝したジャドソン・アンドレ(BRA・写真下)の存在も忘れてはいけません。J-bayとタヒチでは影を潜めていましたが、ここローワー・トラッセルズはジャドソンが最も得意とする種類の波。R1では水を得た魚のように飛んで回って8pt台を2本続けてスコア。CJ・ホブグッド(USA)とダスティ・ペイン(HAW)の両者をコンビネーションスコアに追い込んで軽々とラウンドアップ!
R1終了後のインタビューでは、「オレにとって驚くほどバッチリの波だね。トラッセルズはオレのサーフィンに最もピッタリと合う波だと思うよ。ライトも最高だけど、レフト(ジャドソンにとってフロントサイド)は更に素晴らしいから、良い結果に結び付くといいね。カレント、風、全てが最高さ」と話していました。

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一方、タイトル争いに目を向けてみると、カレントリーダーのジョーディ・スミス(ZAF)を始め、ケリー・スレーター(USA)、タジ・バロウ(AUS)とトップ3は危なげなくR1をクリアしてR3へ。
その中でも一番調子が良さそうだったのはタジ。8.33ptを含むトータル16.10をスコアしていました。
「ここでは通常レフトは眼中に無いんだけど、今日は最高のウォールで、いつでも飛んでくれ〜って形だったね。ヒート前にフリーサーフィンをした時もレフトで何本かエアーしてみたんだ。ヒートでもやろうと思っていたさ。両サイドを見る必要はあったけど、今日は特にレフトに重点を置いていたよ。
誰に対しても気は抜けない。特にパット(グダスカス)のようなローカルにはね。他にも強い奴らが沢山いるから、良い波をつかんで出来るだけのことをやってみるさ」とタジ。

他にもタヒチ戦で久々の優勝を決めたアンディ・アイアンズ(HAW)、ミック・ファニング(AUS)などがルーザーズ行きを逃れてR3進出を決めています。

ネクストコールは現地時間9月13日の朝7時(日本時間9月13日夜11時)で、8時スタートの予定。
ファーストヒートはR2のH6、オーウェン・ライト(AUS) vs ルーク・ムンロ(AUS)のカードです。


『Hurley Pro Trestles』公式サイト
http://www.hurley.com/hurleypro/(PC用)

photo: ASP Covered Images

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