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JPSAショートボード2010グランドチャンピオン「大澤伸幸」に決定!

2010-10-04 更新
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湘南茅ヶ崎の「ノブ」こと「大澤伸幸」が、JPSAショートボード2010グランドチャンピオンに決定!

9月30日〜10月3日(30日はプロトライアル)に茨城県の大洋村・トップサンテ下でJPSAショートボード第5戦『ムラサキプロ鉾田』が開催されました。

期間中は天敵の北東風が吹き続いてしまい、サイズ的にはムネ〜カタ位あったものの、まとまり無いコンディション。
注目のグランドチャンピオン争いは、2位の辻裕次郎がラウンド3で敗退したため、1位の大澤伸幸、3位の椎葉順、8位ながら第3戦で優勝を手にしている田中樹に絞られて最終日を迎えました。

二人に対してポイント差がある大澤伸幸がグランドチャンピオンを獲得する条件はQF進出。
一方、椎葉順と田中樹は優勝が最低条件で、尚かつ大澤伸幸がR4で負けないとグランドチャンピオンには手が届きません。

そんな中、R4のH3で大澤伸幸、田中樹が直接対決。オンショアの波にシャープなターンを刻んだ大澤伸幸(写真上)が1位通過でラウンドアップを決め、この時点で初のグランドチャンピオンが決定!
地元から駆けつけた応援団と喜びを分かち合っていました。

大澤伸幸は次のQFも高梨直人を僅差で抑えてSF進出を決めましたが、SFでは田中英義に抑えられて敗退し、ここで姿を消すことに...。

ファイナルはその田中英義と大洗戦で初優勝した椎葉順のマンオンマン。
まずは椎葉順が5.0と悪条件だったこの日のコンディションではまずまずのスコア。続いて田中英義が大きなアクションを披露して7.25を返します。椎葉順はミドルスコアを重ねてリードを握りますが、4.5のバックアップスコアを手に入れた田中英義がトータル10.75で逆転に成功。椎葉順は最後まで諦めず波をキャッチするものの、スコアは延びず、田中英義(写真下)が今シーズン初優勝!

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「落ち込んだ時もあったが、やっとここまで這い上がってこれた。ここからがスタートだと思っている」と田中英義はコメント。
先週末、志田下で行なわれた4STAR『BILLABONG TSURIGASAKI PRO』でも日本人最高位の成績を残し、一時のスランプから脱した田中英義。パワフルなライディングを武器に来年は大暴れしてくれるかも知れません。

19年振りに湘南にJPSAの優勝カップを戻した大澤伸幸は、「大会で一度も優勝出来なかったのは悔しいが、自分が憧れていた先輩達の位置に立てて嬉しい。来年もチャンピオンを目指すのは当然だが、今年の心残りである優勝を目指して頑張りたい」と話していました。

女子は大洗戦でグランドチャンピオンを決めた大村奈央がバリ島で開催中の『Oakley Pro Junior 』参戦のために不在の中、橋本小百合と谷口絵里菜がファイナルへ。
両者譲らずのクロスゲームを制したのは、7.25を含むトータル11.50をスコアした橋本小百合。
今シーズン2勝目を上げました。

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なお、今回は加藤周平、高橋翔、大原洋人、稲葉玲王、渡辺寛の5人のプロが誕生しましたが、その内の3人は中学生。ASPとJPSAの両方で経験を積んで世界に通用するサーファーに育って欲しいですね。
これでJPSAは全てのスケジュールが終了しましたが、早くも10月8日〜10日には宮崎県の日向市小倉ヶ浜海岸で2010ASPジャパンツアー最終戦『Malibu HYUGA PRO』が開催されます。

JPSAショートボード第5戦
『ムラサキプロ鉾田』結果
1位 田中英義
2位 椎葉順
3位 ニック・ミタ、大澤伸幸

女子
1位 橋本小百合
2位 谷口絵里菜
3位 田原啓江、庵原美穂

2010最終ランキング
1位 大澤伸幸
2位 椎葉順
3位 田中樹
4位 ニック・ミタ
5位 辻裕次郎

女子
1位 大村奈央
2位 橋本小百合
3位 谷口絵里菜
4位 バッカー麻里衣
5位 庵原美穂

ルーキーオブザイヤー
加藤嵐
大村奈央

JPSA公式サイト
http://www.jpsa.com/(PC用)

photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)