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WCT第3戦タヒチ ケリーが歴史的な優勝!!

2005-05-18 更新
現地時間5月17日(火)、タヒチで開催されていたWCT第3戦「ビラボン・プロ・タヒチ」はケリー・スレーターの歴史に残る優勝で幕を閉じました!

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■ケリー・スレーターがファイナルで20点満点!!

過去6度のワールド・チャンプに輝いているケリーは、チョポの4-6ftの波を舞台に2本の10点満点のライディングを揃えてファイナルを制し、未だに彼がWCT選手たちの目標となる位置にいることを証明したのでした。素晴らしいコンディションとなった記念すべきイベントでの輝かしい勝利と言えるでしょう。

ケリーの出した20点満点中の20ポイントという得点は、彼自身が昨年のこの大会のRound3でタヒチ・ローカルのアラン・リオウを相手に樹立した19.93ポイントというASPレコードを更新しました。

今大会では新記録が多く生まれました。まずは、降り続いた雨と小さな波のために大会ウェイティング日数は残り4日を残すのみのところまで引き延ばされました。そしてその4日間でパーフェクト・コンディションの大会となり、コンテストを通じてWCTのトップ45人の選手たちが、サーフィンの新たなスタンダードとも言える活躍を見せてくれたのでした。

唯一残念だったのはこの歴史的イベントの最後の最後であるファイナル・ヒートで、ケリーの相手となったダミアン・ホブグッドが、35分間のヒートの半ばにして肩を脱臼して戦線離脱してしまったことです。

ダミアンの怪我は、昨年のこの大会のファイナルでダミアンの兄弟のCJを相手にしたオーストラリアのネイサン・ヘッジが肩を脱臼したときと全く同じような状況で起こりました。

このようなダミアンに起こった災難をしてもなお、この日のサーフィンは競技サーフィンの歴史において最高のものであったと、ツアー参加者の多くが認めています。ケリーは自らの記録の山の中に新たな記録を追加しましたが、チョポの恐るべきグーフィーの波を舞台に3度の優勝という、現ワールド・チャンプであるアンディの記録にも並んだのでした。

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■ファイナルはケリーとダミアン・ホブグッドの対決

今朝のRound4の開始から、チョポの波は深いチューブ波を一日キープして、2人のサーファーは素晴らしいサーフィンを続けていました。

ファイナルは2人のチョポ・スペシャリストの争いとなり、レイト・ドロップとスーパー・ディープ・バレル・ライドによる9ポイント台の応酬となりました。33歳のケリーは、クラシックとも言えるチューブ・パフォーマンスでこれまでのレベルを打ち破り、35分間のファイナルの開始10分早々で、パーフェクト10ポイントと9.8ポイントをマークしてしまいました。

「もうこれで終わりと思ったから、ホッとしたね。これだけいいライディングができた。なんか、上手く説明がつかないけど物事が全て上手く運ぶことってあるよね? 今日の僕がそうさ。
どう言えばいいかな・・・ファイナルでは10点満点を2本出そうなんて考えてもいなかったんだ。でも可能なことではあるんだから、誰かがいずれやることだったんだ。」とケリー。

「良い波が僕のところに来たんだ。全てはどんな波が来るかにかかっていて、その波のポテンシャルを最大限に引き出すまで正しく乗ったということさ。」

序盤にはダミアンも、ケリーの猛攻に何本かのチューブライドで応戦しようと試みましたが、ヒートの半ばにはインサイドのリーフの上でヘビーなウェストボウルの波に捉えられ、肩を脱臼してしまいました。

ダミアンがタヒチのウォーター・パトロールによって岸に運ばれ、医者に看てもらっている間に、ケリーはパーフェクトなラインナップに一人残され、もう一本のパーフェクト10ポイントを出してレコード・ブックを書き換え、二度と破られることの無い記録を作ったのでした。

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■今日のケリーは特別

今日のオープニング・ヒートだったRound4でのブルース・アイアンズとの対戦からして、今日のケリーは特別でした。ケリーはこの日最初のパーフェクト10ポイントを出して若きハワイアンのブルースを破りました。ブルースは危険を察知していました。

「18ポイント以上の点数でリードしていたけど、ケリーならどんなこともやりかねないから、逆転されることを恐れてたんだ。実際そうなっちゃったでしょ?!」とブルース。

ケリーの10ポイント・ライドを見ていた多くのサーファーたちが、ASPの歴史の中で最高の波だったと認めています。そしてケリー自身も、自らのキャリアのハイライトの一つであると認めました。

ファイナルまでのヒートで、ケリーはパーフェクトに近いヒートをこなしてきました。クォーター・ファイナルではディフェンディング・チャンピオンのCJを辛くも下し、セミ・ファイナルではタジ・バロウを相手に完璧な勝利。

「ブルースに大きくリードされていて、それでも10ポイントを出して勝ち上がれた。だからこのコンテストは優勝できる、と思ったんだ。」とケリー。「あの波に一日中刺激されたんだ。まさに自分のキャリアの中でも最もマジカルな日々の一つさ。」

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■ダミアンは肩を脱臼するも準優勝

ダミアンにとっては苦いエンディングとなりましたが、ケリーの快進撃を止められるとしたら、それはダミアンだけのように見えたのも事実です。25歳の彼は、今大会中に2本のパーフェクト10ポイントを出し、Round4ではカラニ・ロブを、クォーター・ファイナルではフレデリック・パタチアを、そしてセミ・ファイナルではネイサン・ヘッジを破ったのでした。

そして2位という結果は、ASPツアー・レイティングにおいても、ワールド・チャンプのアンディと並ぶ2位というポジションにダミアンを押し上げたのでした。

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■3位はネイサン・ヘッジとタジ・バロウ