5スター『Volcom Pipeline Pro』終了!
2011-01-29 更新
現地時間1月27日、ハワイ・オアフ島のノースショア、パイプラインで開催されていた5スター『Volcom Pipeline Pro』が終了し、18歳のロコボーイ、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW・写真)が優勝を決めました!
今イベントは初日からグッドコンディションに恵まれ、3日連続でヒートが進行。ファイナルデイもパイプライン、バックドア共に綺麗なバレルを形成し、素晴らしい戦いになりました。
サニー・ガルシア(HAW)、ダミアン・ホブグッド(USA)、ブルース・アイアンズ(HAW)、ケコア・バカルソ(HAW)、フレッド・パターチア(HAW)などの世界のトップサーファー達が敗退する中、ファイナルまで進んだのは、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ジェイミー・オブライエン(HAW)、クリス・ワード(USA)、アーミョン・グッドウィン(HAW)の4人。
ファイナルで口火を切ったのはジョン・ジョン。バックドアのバレルを綺麗にくぐり抜けた後に大きなラウンドハウスカットバックを決めて7.67をメイク。ジョン・ジョンの兄貴分的な存在のジェイミーがパイプラインをディープに攻めて8.57と6.77を返しますが、ジョン・ジョンはバックドアで8.43、最後にはパイプラインでダメ押しの9.93を決めて18.36のトータルスコアでASP初優勝!
「ここで2戦続けて優勝出来るなんて最高の気分!まだ実感がわかないくらいだよ。満足さ。オレは好きなことを思いっきり楽しんでやっているだけなんだけどね」とジョン・ジョン。
ジョン・ジョンは1月初旬に行なわれた『Da Hui Back Door Shootout』でもカラニ・チャップマンや、マクア・ロスマンなどを抑えて優勝。子供の頃から育った場所とはいえ、世界を代表するブレイクでの2連勝は大きな自信に結び付くことでしょう。
「子供の頃からいつも一緒だったジェイミーと戦えるなんて嬉し過ぎてどうにかなりそうだったよ(笑) 本当にストークしている。ここでサーフィンを初めてからずっと優勝を夢みていたんだ」
さらに「クリス・ワードにジェイミーや、アーミョン。彼らみたいな奴らと戦う時は決して油断は出来ない。もし、ジェイミーに良いセットを乗られたら10ポイントなんて当たり前さ。誰でも逆転する可能性があったから、ラスト40秒にあの波が来るまでヒヤヒヤしていたよ。ラッキーだった部分もあるね。最初の一本に乗って、パドルバックする途中に2本目が入った。最後のレフトもすんなり掴めたんだから」と表彰台でのインタビューに答えていたジョン・ジョン。
ファイナルで乗った3本の全てでハイスコアを出した勝負強さや、優勝を呼び寄せた運は、これから目指すクオリファイには重要なファクターの一つ。
「ASPイベントで初のファイナルで初優勝。これは全て意味がある。クオリファイには挑戦するし、凄い良いスタートになった。嬉しいね。色んな場所でサーフィン出来るし、出会いもあるから旅は大好きさ。こんな最高のことは他に無いよね」と本格的にクオリファイを目指すことを話していました。
なお、今年はシーズン初めからASPのビッグイベントが続々と行なわれます。
1月26日〜29日はLQS6スター『Huanchado Longboard Pro Peru』が南米・ペルーで開催。
1月26日〜30日はオーストラリアのバーレーヘッズでジュニア6スター『Hurley Burleigh Pro Junior』が開催されます。
『Volcom Pipeline Pro』結果
1位 ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
2位 ジェイミー・オブライエン(HAW)
3位 クリス・ワード(USA)
4位 アーミョン・グッドウィン(HAW)
『Volcom Pipeline Pro』公式サイト
http://www.volcompipepro.com/(PC用)
photo: ASP Covered Images