【現地コラム】茨城県・河原子④
2011-05-25 更新
東北地方を中心に、各地に大きな爪あとを残した「東日本大震災」。現在も避難生活と懸命な復興活動が続いていますが、現地コラムとして各地の現状などを定期的にお届けします。
茨城県・河原子
第4回 復興へ向けて・・・
3月11日から、毎日海をチェックしたが、まったくひと気の無い北浜海岸。
震災以来、時は止まったままだ。
生活は、水が復旧するまでに10日間がかかり、改めて水の大切さを実感させられた。
震災から2週間後、久しぶりに集まったサーファー達と、海岸清掃をしました。

海岸には、津波の影響で沢山の瓦礫が流れつき、通常ではあり得ない、海岸の模様。

ゴミの無いビーチへと・・・

そして4月から近隣及び日立市内の瓦礫収集作業が始まりました。

津波の影響をもろに受けてしまった、河原子南浜海岸。

3月は震災。
4月は復興に向けての作業及び、原子力汚染水問題。
ココまでは、まったくサーフィンが出来ない日々(2ヶ月弱)。
海は綺麗だが、サーファーが居ません。

通常、5月ならゴールデンウィークでサーフィンシーズン突入ですが、海に活気なく終了。
5月20日現在、日立の海沿いは、片付けが進み通常の状態へと戻ってきた。
夏のシーズンに向けて、準備を進めたい所ですが、となり町の福島県では通常ではない問題が今も進行中である。
私達茨城県民としても、複雑な想いがある。
元気を出し、一つづつ、前進していくのみです。
1日も早く通常の海に戻って欲しい気持ちで一杯です。
...続く
--------------------茨城県日立市河原子町
MIZUKISURF
井上康則
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