非会員上部PR枠用
 

【現地コラム】宮城県・荒浜④

2011-06-01 更新
東北地方を中心に、各地に大きな爪あとを残した「東日本大震災」。
現在も避難生活と懸命な復興活動が続いていますが、現地コラムとして各地の現状などを定期的にお届けします。


宮城県・荒浜
第3回 ガレキの山

あの忌まわしい、未だに信じがたい史上空前の大惨事から、比較的地震被害も少なく、大津波を受けなかった内陸部の自宅周辺や住宅街では、メチャクチャだったインフラも徐々に復旧し始める。
自宅でタダ過ごし、何もしてない自分に歯がゆさを感じ始めました。

今、私にできることはと考えた時、楽しい思い出や、サーフィンを楽しませてくれた荒浜(亘理町)に恩返しをと思い、3月下旬より亘理ボランティアセンターで活動するようになりました。

ボランティアでまず驚いたのが、亘理町のボラセン(ボランティアセンター)には、全国各地から老若男女、そして春休み中の地元中学生、高校生までもが沢山集まり活動してたことでした。
arahama20110530b
※5月の連休中には最高800人も集まりました!

そしてボランティアには専門知識を持った医療活動から、肉体労働的なガレキや泥かき等まで、ありとあらゆるニーズが被災者、被災地からありますが、私たちのボランティアは、生活の再建をお手伝いする家周りの仕事が中心です。

知らない人同士や仲間同士色々で5人~10人程のチームを作り、その中でリーダーを決めます。
マッチングでボラセンから頂いた情報を基に、資材を揃える。
依頼者の敷地内に流れ込んだガレキや溜まったヘドロの除去、家の中の家具の移動、さらには汚水に浸かった壁や床板をはがし、床下にもぐってヘドロの除去等を行い、早く元の家の状態に戻すためのお手伝いをします。
私がボランティアをしていると聞きつけ一緒に活動してくれたチーム員や、関東方面からわざわざお手伝いに来ていただいたメーカーさんに大変感謝しております。

しかし、刻々と復旧し始めてる市街地に比べ、5月中旬を過ぎても海の方は相変わらず立ち入り禁止が続き、手付かずのままです。
arahama20110530a

...続く
--------------------
宮城県亘理郡亘理町荒浜
REAL SURF
残間祥夫

宮城県・荒浜の過去のコラム一覧