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ASPプライム『Nike US Open of Surfing』開催!

2011-07-30 更新
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8月1日〜7日にカリフォルニアのハンティントンビーチでASPプライム『Nike US Open of Surfing』が開催されます。

昨年までは「HURLEY」がメインスポンサーになって破格の優勝賞金が話題になっていましたが、今年はその親会社「NIKE」が名乗りを上げて更にグレードアップ!
ジュリアン・ウィルソン、ミシェル・ボウレズなどをサポート(もうすぐリップカールとの契約が切れるミック・ファニングの獲得を狙っているとの噂も...。)してサーフィン界に進出し初めている「NIKE」にとって、初めてのビッグイベントになります。

ケリー・スレーターを始め、多くのトッププロがエントリーしており、ツアーを引退後も根強い人気があるロブ・マチャドや、日本からも大野修聖がクレジットされています。
2年連続で今イベントを制しているシンデレラボーイ、ローカルのブレット・シンプソン(写真上・下)の名もあり、サーフィン界のスターが勢揃い!

今イベントがプライムになってから初出場となるASPワールドツアーのカレントリーダー、パーコことジョエル・パーキンソンは、「最後にUS Openで戦ったのは18歳の時。丁度、J-Bayで優勝した1999年だから間違いないね。ハンティントンでは最初の2ヒートを勝ち上がったかな。それよりもホームシックでオーストラリアに戻ったことの方が覚えているよ(笑) あれから大きく変化して今ではプライムイベントだし、凄い大きなショーになっている。ここ数年、ツアーに参加している若い子達も、”楽しかったよ〜”なんて言っているから、そろそろオレも自分で確かめるべきだと思ったのさ」とコメント。さらに「レイティングの構造を含め、二つのツアーの関係がかなり近くなっているから、プライムイベントで上手くやることは重要さ」と話していました。

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ASPファンなら御存知の通り2010年からASPのシステムが変わり、「ASPワールドタイトルレース」と「ASPワールドランキング」の二つのレイティングで構成。
「ASPワールドタイトルレース」に参加出来るのは34名のみで、2011年は前半の6戦(NY)を終了した時点で「ASPワールドランキング」の上位32名プラスワイドルカード2名が「ASPワールドタイトルレース」の後半5戦を戦うことになります。

「ASPワールドタイトルレース」でも常にタイトル争いをしている選手には影響が無いのですが、下位の選手はプライム、6スターなどの高ポイントを稼げるイベントに参加して「ASPワールドランキング」で32位以内をキープする必要があります。
もしも、32以内に入れない場合は選手達がインタビューで度々口にする”カットオフ”の対象となり、「ASPワールドタイトルレース」から脱落。改めて「ASPワールドランキング」からやり直し、当然賞金も減るため、コンテストで生活をしている選手達にとっては死活問題...。

さらに「ASPワールドランキング」は大野修聖(現在60位)を始め、世界中から集まった多くのサーファーが命を削る思いで死闘を繰り返しているため、ここから再度這い上がるのは至難の業なのです。

まさに一つ一つのヒートが真剣勝負。

夢のような舞台で戦っているトッププロ達にも、こんな背景があることを頭に入れておけば、コンテストを観戦する楽しみが増えると思います。

なお、『Nike US Open of Surfing』は他にもウィメンズワールドツアー最終戦、プロジュニアグレード4(日本からは加藤嵐、新井洋人が参加)、ロングボード、スケートボード、BMX、ライブなど、カリフォルニアの真夏の祭典を彩る様々なイベントが行なわれます。
ライブ中継も行なわれるので、PC前でカリフォルニア気分を満喫してみては?

ライブ中継は公式サイトで↓
『Nike US Open of Surfing』公式サイト
http://www.usopenofsurfing.com(PC用)


photo: ASP Covered Images

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