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【現地コラム】宮城県・本吉⑥

2011-12-03 更新
東北地方を中心に、各地に大きな爪あとを残した「東日本大震災」。
現在もなお懸命な復興活動が続いていますが、現地コラムとして各地の現状などを定期的にお届けします。


宮城県・本吉
第6回 大谷海岸について

気仙沼市長杯が登米沢海岸で行われた2週間後、本吉町観光協会・本吉漁協からの要請もあり、大谷海岸(遊泳禁止区域:サーフィン可能区域)の海底・海中捜査を実施、瓦礫無と判明。

30年ほど前からパワフルなビーチブレイクでサーフィンしており夏場は海水浴場のビーチパトロールをサーファーが毎年行っていました。
数年前沖に人口リーフが入ったとたんブレイクしなくなりましたが、この震災で人口リーフが下がり、また以前のような波に復活するかもしれません。

宮城県や気仙沼市から水質も安全とのことでサーフィン解禁と連絡が来ましたが、11月に入り毎日のようにビーチクリーンをみんなで続け、私有地を駐車場として快く貸して頂いた部分に白線で策定、避難経路の看板を設置。
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愛知の「KEEPRサーフステーション」から送られてきた仮設トイレを設置し、11月13日(日)からサーフィン解禁としました。
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11月18日(金)、7月に行われた「YUMEYAプロアマチャリティーCUP」で集められた義援金100万円が、本吉町観光協会へ贈られ「サーフィン復興基金」として活用されることになりました。仮設トイレはその中から送られてきたものです。
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観光協会会長は「津波で流出したサーフィン大会備品や避難経路の看板、観光に繋がることに役立てたい。」と取材で話しており、我々地元サーファーにとっても大変ありがたいことと感謝しているところです。
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多くの方が今だ不明の三島地区(大谷)。車の止め方や立ち入り禁止部分に入らないなどモラルのある行動が求められていますので、皆さんのご協力をお願い致します。

今後も地域復興にやれることから少しずつ協力し、地元サーファー達とともに前進していきます。
気仙沼本吉地方は登米沢海岸と大谷海岸(一部)で波乗りが出来ます。


...続く
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宮城県気仙沼市本吉町
かぶとむしsurfshop
鈴木優美

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