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WCT第4戦はダミアン・ホブグッド優勝!!

2006-05-30 更新
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現地時間5月21日(日)からフィジー・タバルア/クラウドブレイクで開催されていた、WCT第4戦「Globeプロ」はダミアン・ホブグッド(USA)の優勝で幕を閉じました。(写真は優勝したダミアン・ホブグッド)

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■ホブグッド兄弟の活躍

ケリー不在で始まったWCTメンズ第4戦フィジー「Globeプロ」。途中サイズが下がったものの、パーフェクトなレフトバレルの中、見事優勝を手にしたのはダミアン・ホブグッド(USA)でした。
セミファイナルではアンディー・アイアンズを敗ってのファイナル進出。ファイナルの相手は、双子の兄であるCJ・ホブグッドを敗って、初優勝を狙うショーン・キャンスデル(AUS)。ダミアンは早いブレイクに合わせて何度もチューブインし、鋭角なリエントリー、大きなフローターを織り交ぜトータルスコア15.40ptで見事、兄の敵を討ったのでした。
一方のショーン・キャンスデルはエクスプレッションセッションで賞金を獲得し、絶好調の2名タジ・バロウ、CJ・ホブグッドを敗ってのファイナルでしたが、ダミアンが8本乗ったのに対して、3本しか乗れず、大きな見せ場もなく2位に終わってしまいました。

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■レイティングに変化

今回の結果を受け、レイティング上位陣で特筆すべきはやはりルーキーのボビー・マルチネス(USA)の安定した活躍ぶりです。今回もクォーターファイナルでCJに敗れはしたものの5位につけ、トップのケリーとわずか93pt差のレイティング2位! 今季4戦して一番悪い順位でも9位という結果は、もはやフロックとはいわせないだけの素晴らしい内容です。レイティング3位にはフィジーを制したダミアンがジャンプアップしています。また、今期まだ優勝こそないのですが、ここ4戦で自身最高位となる3位に入ったアンディー・アイアンズ(HAW)も差のない4位で、虎視眈々とケリーの首を狙っている模様。今回2位の大活躍を見せたショーン・キャンスデル(AUS)も8位までランクアップしました。

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■今後の展開

ツアー全12戦のちょうど3分の1の4戦が終了しました。
次回第5戦は6/20からメキシコで行われる「リップカールサーチ」です。約3週間のインターバルがあり、今回欠場したケリーのケガの具合も回復するはずです。
ケリーの2連勝ではじまったツアーですが、いつのまにか、ボビー・マルチネスが逆転可能な位置まで追いついて来ました。この2人の結果からは目が離せませんが、アンディー・アイアンズが調子が悪いなりに好位置をキープしているのも不気味さを感じさせます。またビッグウェーブでも順位を下げなかったタジ・バロウも得意のビーチブレイクの舞台でさらに順位を上げてくる可能性もありそうです。

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■結果

1位:ダミアン・ホブグッド(USA)
2位:ショーン・キャンスデル(AUS)
3位:アンディー・アイアンズ(HAW)
3位:CJ・ホブグッド(USA)

■レイティング
1位:ケリー・スレーター(3501p)
2位:ボビー・マルチネス(3408p)
3位:ダミアン・ホブグッド(2942p)
4位:アンディー・アイアンズ(2940p)
5位:タジ・バロウ(2774p)