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クジラ騒動その後

2002-02-27 更新
先日の波崎に打ち上げられたクジラの続報です。
まず、今回のニュースを聞いて「なんでこんな事が起きるの?」と思った人、結構いるでしょ!? そこで、大洗水族館に取材してみたところ、はっきり「これだ!」と言える原因は残念ながらわかっていないそうです。ただし、原因として考えられるのは…
(1)餌を追ってるうちに浅瀬に入り込んで潮が引いてしまった
(2)内耳に寄生虫がついてしまい、レーダーの役目が壊れてしまった
(3)磁場が乱れた
など。
昔から、数頭のクジラが打ち上げられるということはあったようですが、何十頭というのは最近の事で、今回は国立科学博物館が原因究明に名乗りをあげ、数頭を持ち帰り調べているとの事です!
前回お伝えしたように、去年の2月にも今回と同じ「カズハゴンドウ」が数十頭打ち上げられ、サーファーが救出活動に参加していたんですが、今回は波がコシ前後のオンショア・チョッピーコンディションだったのでサーファーは居なかったんです。サーファーが居ればより多くのクジラが助かったかも…。
でも一方で、波崎は捕鯨が盛んだったので、打ち上げられたクジラを町内で分けて食べるのは当たり前の事みたい。しかし、本当は衛生上の理由から打ち上げられたクジラを消費するのはだめらしいんですが、今回も3頭ほど消えちゃったみたい…。「大根と煮て食べたけど、硬くてまずかった」「埋めるくらいなら食べちゃえばいいのに」なんて話がその後聞こえてきたとか…。
とにかく、自然界にはまだまだ解明できていない事柄がたくさんあるけど、こんな事件を聞くと「何かの前触れ」の様に感じてしまう人も中にはいるので、ぜひ原因を究明してほしいものです。