クイックシルバープロ… ケリー、CJを撃沈!
2002-03-08 更新
オーストラリアで行われているクイックシルバープロは、前日に続いてスナッパーロックスでオン! ラウンド2のヒート6からラウンド3ヒート10まで終了しました。この日(3/8)も4-5ftのスウェルが残って、北東の風が入って多少の乱れはあったもののホロウなコンディションをキープ。そんな中、ラウンド3でケリー・スレーターとCJホブグッドが激突しました。過去6回のワールドチャンプと現在のワールドチャンプの一戦はこの日注目のヒートとなり、観客は波打ち際までいっぱいになったようです。ケリーは、最初の1本からミスのないサーフィンを見せ、2本目も進むにつれて掘れ上がってくる波できわどいマニューバを見せて8.85をゲット! 3本目もしっかり乗ってCJにプレッシャーをかけ続け、結局2本乗らないとCJが物理的に逆転できない14.11もの差をつけてラウンド4へ勝ち上がりました。CJは気負い過ぎたのか、このヒートでの最高点が6.0という結果から分かるように完璧にリズムに乗れていませんでした。それとは対照的に、双子の兄弟ダミアン・ホブグッドはシェーン・ドリアンをラウンド3で破ってラウンド4へ進みました。ちなみに、シェーンはラウンド2でここまでのハイエストトータルスコアに6.6でサニー・ガルシアを撃破して調子良さそうだったのですが、ラウンド3では自分の1本の最高点が5.5とまったく揮いませんでした。また、WCTルーキーのディーン・モリソンはテイラー・ノックスを、キーラン・ピロウはカラニ・ロブをそれぞれ撃沈してラウンド4へ進出し、ニューカマーも奮闘しています。そして、ゴールドコースト出身同士のヒートとなったルーク・イーガンとジョエル・パーキンソンの一戦は、ジョエル・パーキンソンが接戦を物にして勝利し、ラウンド4でケリーと当たることに。また、この日最後となったラウンド3のヒート10でパット・オコーネルと対戦するはずだったフラビオ・パダラッツは、自分ヒートは次の日に持ち越されると思い込んで姿を見せず、パットが1人でフリーサーフィンを楽しんでラウンド4へ進みました・・・トホホ。という感じでなかなか熱い展開となっているこのイベント、今後もカバーしていきますよ~!!