エイ出没注意！？

海はサーフィンする波を与えてくれるだけでなく、さまざまな生物が生活する場所でもあります。
サーファーにとっては厄介な(!?)存在のクラゲやサメ、チンクイなどの生物…彼らのことはもうご存知ですよね。
さて、最近千葉周辺の海岸でエイの目撃情報がいくつか届いています。「エイなんて水族館でしか見たことない」という人も多いかと思いますが、エイも普通に海に生息する生物。このエイが実は曲者なんです。釣りや潮干狩りの最中に砂地に隠れたエイに刺されて被害にあったという話を耳にします。エイは日本沿岸の浅い海に生息し、浅い砂地で繁殖することが分かっています。初夏～夏にかけに繁殖期を迎えるため、ポイントで遭遇する可能性が出てくるという訳です。
何もしなければ危害を加えることはありませんが、触れたり踏んだりすると、長靴を貫通するほど鋭く硬い毒トゲに刺されてしまいます。

万が一刺されるようなことがあれば、まずは冷水できれいに洗いましょう。手でこすると指に痺れを感じることもあるようですので、やわらかいタオルなどで毒を吸い取るようにやさしく洗うといいかもしれません。毒はたんぱく性で熱に弱いので患部を火傷しない程度のお湯に浸し続けると痛みがやわらぎます。何はともあれ、医師による診療はお忘れなく！

いずれにしてもこちらがちょっかいを出すようなことをしなければ、エイも危害を加えることはないはず。彼らの生活する場所でサーフィンをさせてもらっているという意識が大事なのかもしれませんね。