旅151日目/TSSC小野さん
2006-10-14 更新
山道を走り抜けると時折左手に海が見えるようになってきた。この旅に板を持たせてくれたTSSCの小野さんがいるはずの店がでてきた。お昼を木陰で済ませて、お店へ。なんかいい。心地いい。人も優しい。週明けにお会いする約束をして、風呂へ。すっきりしたところで走り出したら、久々のビックトラブル。燃料をバイオディーゼルから廃油天ぷら油100%に切り替えたらスコンスコンいっている。なにかエアーが溜まっているとそうなることがあり、横に寄せて空ぶかしすると、いつもならエアー層を通り越し復活するのだけれど、プスンプスン止まってしまう。一回目はまだ路側帯のあるところでよかったけれど、二回目はやってしまったトンネルの中。完全エンジン停止でセルをキュルキュル回してもかからない。がしばらくしてブルンブルン。なんとか外へ。すると絶好調な感じにもどった。おそるおそるスタートしてみるとやっぱりだめだった。プスンプスン。見通しの悪いゆるやかなコーナーの路肩は五十センチ。かなりバスは道に出っ張って止まっている。危ないし大迷
惑。腹を空かせた子供を待たせること2時間。いくらやっても傾いている車体ではエアーの抜けも悪い感じ。停めている場所も場所なので、作戦変更し、ワイヤーロープを取り出し、前方のフックにかけスタンバイ。通りがかりの車に引っ張ってもらう考えだ。けれども通るのはバスを引っ張れそうもない軽自動車ばかり。2・30分待っただろうか、四駆の車らしき影がやってきた。手を振って止まってもらい、事情を説明すると快く引っ張ってもらえることに。5分ほど引かれると、海水浴場の駐車場があり、そこに入れてもらう。お礼も受け取ってくれず、去っていってしまった四駆の方。ありがとうございました。非常食インスタントラーメンを作り、夕食。すぐに子供を寝かせ、また修理開始。一時間もかからずエアーが抜けた。試しにエンジンをかける、ブルンブルン。これで明日は走れそうだ。プスンプスン。