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「モルジブトリップ2016年GW⑤」

2016-09-23 更新
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(これは夢じゃない現実だ!ジェイルP!)

人気のサルタンには常に5艇以上の船がいるらしい。
少々波質を落としても空いているところでサーフしたいというのがみんなの意見だったので、あちこち動かずにジェイルには初日を含め、3日間ほど滞在した。

海に入る時間帯は朝食前の6時〜8時の2時間。
朝食を済ませ、2時間ほど休んで10時くらいから更に1〜2時間。
そして、サンセット時に2時間ほど。
合計5時間以上のサーフィンが日課だった...。

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(朝食はパンケーキ、バナナ、オムレツ、ハムにスリランカ料理まで)

ボートでの生活は人それぞれだが、共通点は波乗りを中心に生活するということ。
駒沢のスケートパークに毎日のように通う40代のガッキーと了ちゃんという二人のメンバーは、この2年間、ほとんど波乗りをしていなかったが、1日目、2日目、そして、3日目と日を重ねるごとに感を取り戻していく姿が格好良かった。

僕も含め、全員が今回のモルジブ旅行をモチベーションに日本で頑張ってきたのだから、1回1回テイクオフにも気合が入った。
この3日間、常に肩からオーバーヘッドのサイズがあって安定していた。

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(アルツ磐梯の主任Capこと石内さん。スノーボードもプロ並み)

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潮が動く時間帯はカレントが発生する。

上げ潮の時には島と島の間に向かって潮が流れ、それに逆らってパドルしなければならなくなる。
カレントが発生すると人がバラけるので、パドルに自信のある人は海に入っていた。

今回は僕らの船以外に日本から仲間がもう1グループ別の船で来ていた。
毎年この時期に5年も通っている強者の彼らと途中で合流してのセッションも楽しんだ。

さらにオーストラリア、ドイツ、イタリアなどからのサーファーのボートもいて、時間帯によってはポイントに20人以上のサーファーがいた。

そんな中、オーストラリアの船には80年代のレジェンド、バートン・リンチが乗船していた。
すっかり白髪になっていたので、最初は僕らも気が付かなかったが、「なんか、あのオッサン、バックサイドの当て込みが凄いなぁと話をしていた」
次第に彼がテイクオフする度に周りのみんなが歓声をあげるほどになっていった。彼と一緒にいたオージーに聞くと、あれはバトン・リンチだと教えてくれたのだ。

流暢な日本語で、「みなさん、元気ですかぁ?」と愛想も良くて、人が多くても海の雰囲気は明るかった。
もうすぐ50歳になる僕もバートン・リンチのような人がいるとすごく励みになる。
毎年は来られないけど再来年くらいにはまた来ようと強く思った...。

モルジブは、インドネシア、ハワイ、ニューカレドニア等のリーフの波に比べるとマイルドだし、水深もあるので多少サイズがあっても安心して頑張れる波だ。

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(混雑するときもあったが比較的みんなジェントルだった)
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(文句なしの一日のハイライト)

続く

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