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WCT第1戦クイックシルバープロRound3終了

2007-03-06 更新
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オーストラリアのゴールドコーストで開催されている2007年ASP-WCT Mens第1戦『クイックシルバー・プロ』は、現地時間6日AM8時にRound3からスタートし、Round4のヒート2までを消化しました。

この日のスナッパーロックスは晴天の中、4ftのクリーンなコンディションに恵まれてのスタート。今大会で最高のライディングを見せているのが、クーランガッタローカルのジョエル・パーキンソン(AUS)。パーコはRound3のヒート1に登場、8点台と9点台というハイスコアコンビネーションでルーキーのレオナルド・ネブス(BRA)を破っています。16pt台と決して低くないスコアながらも敗退となったレオナルドに対し、パーコは「彼は今年本当に激しい対戦相手になるだろうね。彼にやられちゃうってこともあるとマジで思う。うかうかしてられないよ。オレも結構追い詰められたしね。彼との次の対戦は遠慮したいかな(笑)」とコメント。
なお、パーコはこの日2ヒート目となるRound4でブルース・アイアンズ(HAW)を2つの9点台となる19.17ptのハイコンビネーションで破っています。

また、一人ずば抜けたスコアでラウンドアップしているのが、昨年の覇者&世界王者のケリー・スレーター(USA)。Round1では一度屈してしまったワイルドカーダーのジュリアン・ウィルソン(AUS)を相手に、パーフェクト10と9.83ptという圧倒的強さを見せて大差の勝利を飾りました。
「負ける事が良いときもあるんだ。なぜなら、負けることで集中力が少し上がるからね。負けるって事をうまく使えば、良い方向に転がっていくんだ。」とケリー。「バランスだよ。負けることで、何がダメだったのか頭の中で答えを見つける。障害でさえもね。それを整理して、また海に戻るんだ。今日はここ数年でベストヒートだったよ!」と、敗退をもプラスに考えるという精神的強さを見せてくれました。

ヒート13に登場したタジ・バロウ(AUS)はトレント・ムンロ(AUS)と対戦。終盤までトレントにリードを譲っていましたが、終了1分前に波をキャッチし、必要としていた7.51ptをわずかに上回る7.67ptを決めてでなんと逆転!トレントには悔しい敗退となりました。

その他の結果では、ミック・ファニング(AUS)は地元の利を生かして勝利するものの、同じくローカルのディーン・モリソン(AUS)は敗退。また、ジョッシュ・カー(AUS)、ジェレミー・フローレス(FRA)、ベン・ダン(AUS)といったルーキー勢がそろってコマを進めています。

明日以降のRound4の予定は以下の通り。

Round4
ヒート3
テイラー・ノックス(USA)
マイケル・キャンベル(AUS)

ヒート4
グレッグ・エムズリー(ZAF)
ケリー・スレーター(USA)

ヒート5
ミック・ファニング(AUS)
ダニエル・ウィルス(ASU)

ヒート6
ジョッシュ・カー(AUS)
ジェレミー・フローレス(FRA)

ヒート7
タジ・バロウ(AUS)
トラビス・ロギー(ZAF)

ヒート8
ベン・ダン(AUS)
ラオニ・モンテイロ(BRA)

photo: ASP Covered Images