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スリランカのライフスタイル⑦(トラブル回避)

2007-03-19 更新
スリランカで生活していた経験から今回は、スリランカでの「トラブル」について書いてみました。
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海外旅行のトラブルとして、まず頭に浮かぶのは、万国共通(?)、盗みやひったくり、詐欺、なんていうのが一般的だろう。
そしてサーフトリップとなると、それらに加えて、海難事故、ローカルとのトラブル、サーフボードの破損なんかが思い付く。

そこでスリランカでは?
と言う事で、スリランカでそのようなトラブルに遭遇する率と対処方を取り上げてみよう。

盗難の類は、宗教の教えを強く尊ぶ国民性から、あまり多くはない。
しかし、皆無とは言えないので、用心に越した事は無いだろう。

発展途上国への海外旅行時の一般的な注意事項同様となるが、日本人=お金持ち、のイメージが強い。
部屋のドアは必ずロックすること、それからセキュリティボックスも過度に信用しない方が良いと思う。
多額のキャッシュを持ち歩かず、海外で使える銀行のカードを用意しておくのが賢い。

一般のサーフトリップには不要な話だが参考までに。
詐欺については、儲け話に要注意!
とにかくトロピカルな周りの雰囲気に流され、財布も頭も解放的になり、緩みっぱなしになる。
一旦帰国してからの冷静な判断が必須だろう。
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そして何と言っても、皆さんが最も気になるのが、海での事故だろう。

ビーチリゾートが中心なだけに、観光客の「流された類」の事故は頻繁で、ローカル達は毎日のように海で溺れている人を救助している。

波の大きい日は、リーフとリーフの間にあるチャンネル(溝)に強力なカレントが発生する。
サーファーの事故は、さほど起きていないが、海の知識に乏しい一般ツーリストは、このカレントで遙か沖に流されるというケースが多い。

チャンネル付近はブレイクせず、沖に流れるカレントが発生しているため、エントリーには使える。
しかし、帰ってくる時は体力が無くなっている事も手伝い、かなり疲れる。
Bigサイズの時は、リーフでの多少の擦り傷を覚悟して、スープに乗って帰ってくる方が安全だと言う選択肢を必ず持っておいて頂きたい。


どんな小さな傷口でも、必ず早急に処置する事。
特に塞いでおく事を忘れずに!
傷口には良くハエがタカるが、それが結構ヤバイ結果に繋がる。
ばい菌が入ってしまったら想像を遥かに上回るスピードで化膿する。
しかも重傷になるケースが多い。

続いて、海の生物関連。

スリランカでのシャークアタックの報告はあまり聞かない。
エイを踏んでの事故も殆ど聞かない。

しかし、ウニを踏んづける人が多い。

化膿しない限り大事には至らないが、足の裏だけに、ライディングには結構重大な影響が出るので要注意!

リーフにはむやみに足を着かない様、くれぐれもご注意を!
ビーチブレイクのプルアウトのクセが結構厄介ですよ…。
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最後にローカルとのトラブルについて。

基本的にスリランカは観光立国。
観光客のもたらす外貨は、この国の経済に大きな影響を与えている。
言い方は不適切かもしれないが、端的に言えば「大なり小なり観光客が飯の種」という人達が多い。
しかも、元々が親切でフレンドリーな国民性。

となれば、当然ローカルはツーリストをリスペクトしてくれている。
だから基本的なルールさえ守っていれば、まずトラブルになる事はない。

とは言っても彼らの立場に、甘えたり、あぐらをかいたりは、したくないですよね。
日本人として…。

仮にトラブルになったら、地の利を活かした彼らに対して、ビジターの我々にまず勝ち目は無い。
当然だが、くれぐれも喧嘩はしないように…。
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さて、次回は、「スリランカのライフスタイル」の続編パート⑧となりますが、僕の生々しい体験談を書いてみようと思います。
いざ書き始めてみたら、内容がちょっとそれちゃうかも知れませんが、その時はご勘弁下さい…(苦笑)。

では、また!お楽しみに!