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CA取材最終回「カリフォルニア・サーフィンの今」

2007-03-29 更新
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フォトグラファーの久米満晴氏が数回に渡ってお届けしました、カリフォルニア・カルチャーレポート&コラムの最終回。
今回は、日本でも大流行のトランジッションボードの発信源・サンディエゴで久米氏が感じた”カリフォルニア・サーフィンの今”をお届けします。

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何といっても洒落ている。それがカリフォルニアだと思う。着ている服や乗っている車、サーフィンのスタイルからパーティーの形まで、全てが洒落ているのだ。

”今”の流行りは、トランジッションボードに見るような、古き良き時代を今風にアレンジしたもの。数年前ジョエル・チューダーあたりから始まったその流れは、ゆっくり広がり続け、ひとつの形を作り上げた。今はその繁栄期だろう。それはサーフボードのみならずアートの分野にも広がり、絵やデザイン、音楽までもその流れに拍車をかけるところがいかにもカリフォルニアらしい。そして、それがかっこいいのだ。

偶然この旅でジョシュ・ホールという若手のサンディエゴシェーパーに出会い、その内側を体験できたのだけれど、多くの有名シェイパーが”swift”と呼ばれるブランドの名で(集合体を意味するらしい)自分のこの一本というトランジッションボードを作り、映像やアートと共に世に送り出している。ちょうどそのパーティがあるというので行って来たのだけれど、ダウンタウンの倉庫を改造したオフィスでとてもクールに行われていた。

ただ、そんな洒落たところばかりのカリフォルニアではなくて、朝一の海に行けば、お母さんに送られて学校前に海に入る少年たちの姿がたくさん見られた。純粋にサーフィンを楽しむ環境が根付いているところが、奥の深さなのだろう。

僕は種子島という、街という街のないゆったりアイランド暮らしが長いからか、街には街のサーフィン文化があるのだな、と感じた。でも、海に入ればサーファーはどこでも同じ。自分の好きなように波と遊んでいるだけでした。

久米 満晴
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